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戦う広告―雑誌広告に見るアジア太平洋戦争

価格: ¥2,730
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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戦時下の雑誌広告と時局の対応を解説 ★★★★☆
戦時下の雑誌広告を集めた物です。年代順に紹介することで、敗戦に向かって社会が変化していく様子が見て取れます。今でも通用するようなキャッチフレーズも見つかります。表現がつたないと言うかやさしいと言うか、今から見るとユーモラスな表現が多くて、悲壮感が伝わらない不思議な感じがします。横書きも、右から左と、左から右の二通りが使われているのが面白いです。学習教材としても活用出来るでしょう。しかし、研究資料として使うには、物足りないです。誰がこの広告作成の責任者で、執筆者は誰かがわかっていれば有意義です。社会情勢の解説や年表も載っていますが、物価の目安がわかりやすく説明されていれば良かった。また本のタイトルや前書きの「広告が戦っている」というのには違和感があります。
軍国化は末期になってから ★★★★★
日中戦争あたりの頃の広告は、下手すれば現在のアメリカや韓国中国の広告よりも穏やかなものであった。戦争を本格的に意識させるのは、昭和17年ぐらいからで、18年後半になると悲壮感が漂ってくる。商品との関連性が全くないのに軍国的な絵や標語を使ってみたり、当時の人にとっては大変だったろうが、その脈絡のなさもかなり楽しめる。
日本史の歴史的資料としてみるにしても面白いが、広告の変遷史としてみても面白い。