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虫を食べる文化誌

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創森社
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美味しい虫たち ★★★★☆
私は去年の夏タイのチェンマイで虫を食べてきた。
バッタ、イナゴ、蚕のサナギなど日本でもおなじみのものから、
タイワンタガメ(タイ語でメンダー)やコオロギも食べて
みた。これらはみな衛生的な虫屋台で売られている。
すべて油で揚げたものである。
蒸したタイワンタガメをすり潰して唐辛子や香菜(タイ語で
パクチー)その他のものに混ぜてペースト状にしたもの
(タイ語でナンプリック・メンダー)をキュウリ、ナス、キャベツ
などに付けて食べたが、それはそれはとても美味しかった。

ところで、虫屋台で売っていた虫のなかでいちばん
美味しかったのは何かの幼虫であった。
本書を読んでいたらこの幼虫の正体が判明した。
これは竹の中で生活するタケツトガという蛾の幼虫だという。
これを油で揚げたものは一見かっぱえびせんに見えない
こともない。味はチーズのようであった。

次回は本書で紹介されているスズメバチを食べてみたい。
だから今年はスズメバチの一大産地だと言われている
雲南省に旅することになろう。

本書の著者は昆虫機能の産業的利用を研究されている
そうだ。人類は食料が不足すれば昆虫を食べるほかない。
著者の研究は将来絶対に役立つと確信する。

タイトルは「虫を食べる文化史」であるが、虫を食べる部分は
全体の三分の一程度である。私としては全編虫を食べる
話にしてもらいたかった。そのぶん☆を一つ減らした次第である。

虫嫌いの子供達に虫の魅力を再認識して欲しい。 ★★★★☆
僕たちの子供の頃には「昆虫少年」が沢山いたが,最近は昆虫に触れたこともない子供、さらには見ただけでそれこそ虫酸が走る子供も多いようだ。世界には虫を貴重な栄養源とする生活があることを知り、昆虫の偉大な力を再認識して欲しいと思う。ところで、私の次男は幸いというか虫取りが大好きだったが、中学生になるとその余裕が少なくなるのはやむを得ないことかもしれない。そんな彼にも,改めて虫の魅力を思い起こしてもらいたい一冊である。