初めて聞いたのがこれでした。
★★★★★
その昔、ニューロック・ブームというのが巻き起こりもうそれまでのリスナーを震撼とさせた時代がありました(パンクロックムーブメントなどは比にあらず)。その時に有象無象のレコードが大量に紹介されて、こちらはお金が無いし、エアチェックしても追いつかないという時代が1年くらい続いたかな。そのなかでどうしようかと悩みつつか買ったのがこのアルバム。「ソング・フォー・アワ・アンシェスターズ(祖先のための歌)」という曲に魅かれて買って聞いた。なかなか摩訶不思議な世界でその後のスティーブ・ミラー・バンドの活躍は想像できなかった。また、ベン・シドラン、ボズ・スキャッグスというスターを輩出するバンドになるとも思わなかった。ただ、何故か心に残り、何度も聞いていたアルバムです。「ジョーカー」で全米NO.1ヒットを放った時は本当に「ソング・フォー・アワ・アンシェスターズ(祖先のための歌)」のバンドと同じか耳を疑った。ただ、ブルースを基盤としたポップを模索している雰囲気はこのアルバムでも感じることが出来る。歴史的に意義のある作品です。