インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

サターン 土星の心理占星学

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青土社
Amazon.co.jpで確認
占星術に於いて、人生の軸のひとつとみなされる、土星をよりよく知り、より良く生きる ★★★★★
欧米に於ける、「西洋」占星術のなかの、心理占星術という大きなカテゴリーを知
る為に、リズ・グリーンと云う、心理占星術の大家の文章の日本語訳、しかも心理占
星術に通暁した鏡氏に拠る訳文から読み進んでゆく事が出来る…、つまり心理占星術
の入門書という意味では本書は最適の本なのかもしれません。

第1〜4章は「土星が○○座か第○ハウスにある時」と云った、所謂"CookBook"形式
の文章です。これら文章は占星術を学ぶ方々には有益であり、自分のネイタル土星を
より理解したい、と云う向きにも大いなる気付きをもたらす可能性があるのは事実で
すが、上記"CookBook"とは料理本の様に、最低限の無難な成果を提供出来る本、と云
う意味なので、土星に対するアスペクトやディグニティ、順行なのか逆行しているの
か等各チャート毎に拠る、根本的な差は考慮に入れられていない記述なので、あくま
でそれらの差を極力除去した最大公約数の事のみを語っている、との認識が読者各位
にはまず必要です(CookBookに関する説明は鏡氏も巻末で行っています)。

ゆえに読者各自のネイタル・チャートの土星を解釈する為にはまずチャート全体を
読む技術が必要である、と断言出来ます。上記"CookBook"はあくまでその為のガイド
ライン程度である、と解釈すべきでしょう。

第5章は土星のアスペクト、6章は相性を扱っています。7章は結論で、最後の締めと
して著者はユングの言葉を引用しています。
知的且つ冷静に考察できる方には推薦できます ★★★★☆
12ハウス、インターセプトの牡羊座0度、しかもノーアスペクトの土星を持つため、西洋占星術のどんな本を見ても自分の土星の意味を理解できず、迷っている時にこの本に出会いました。「人格の統合や調和」を念頭に置いて読むなら、これは非常に読む価値のある本です。

一言で表現するなら、「知的且つ冷静に考察できる方」には推薦できる書であり、「この本に救いを求める方」には不向きです。他の方も書いていらっしゃいますが、非常にダークで濃い内容のため、心理学に全く関わったことのない方は戸惑うかもしれません。

なぜ戸惑うのかと言うと、、、
・自分では意識できない「無意識の領域」を扱っている。
・意識できない自分の欠点を自ら解決する勇気がない場合、心理学に関する素養がないと理解しにくい。
・あくまでも自分の無意識へ降りていく意味合いが強いので、表面的にでも癒される言葉は殆どない。

読む時の注意点:
・訳者も書いているが、サインとハウスが同一に扱われている(魚座にある土星と12ハウスにある土星は同じ項目)。個人的にはハウスとして読む方が適切と思われる。
・あくまでも自分の出生図の土星を読むための本。内容がダークになりがちだが、無意味に土星を恐れる必要はない。確かに土星は本人にとって喜ばしくない出来事を引き起こす場合が多いが、逆に欠点を克服する素晴らしい手掛かりをもたらす。それを理解して読んだ方がいい。

少し残念な点:
・心理占星学の本を初めて読んだせいもあるが、西洋占星術の要素が思ったより薄いように感じた。心理学的考察を、西洋占星術というツールを使って述べている本として読んだ方が良いかもしれない。
・アスペクト解釈に関して、ノーアスペクトの場合が書いていない(土星ノーアスペクトの人は不満かも)。
死にたくなる、えぐられる ★★★☆☆
他の方も書いていらっしゃいましたが、現在、人生において苦しんでいて、且つすごく今までも考えて、自分を責めたり自虐傾向のある人にはお勧めしません。死にたくなります。
私は丁度自分を見直す今までの人生で最大の精神的、人格的試練に文字道理狂い死にするくらいのた打ち回りぼろぼろになり、そしてそんな自分を受け入れ、人生の自分の道を踏みしめる感覚を取り戻しつつ前に歩き出していました。そこまでいけたから、この本を読んでも死なずにすみましたし、えぐられても息を絶やすことはありませんでした。それよりも、自分自身がここが問題だったのかもしれない、今までは見ないようにしていた、ごまかしていた、受け入れたくなかった、間違っていたのかもしれないと思っていたものがそのまま書かれていたので、自覚した、見つけた問題、課題は正しかったのだという確認作業になりました。
ここには絶対的救いや優しい言葉はありません。それを乗り越えることによって自分で掴み取らねばなりません。同じ土星でもきっとそれぞれの方によって捉え方も違うかと思いますが、この厳しさから得られる確かな力や自分というものは誰にも奪われず、人生においてとても大事な土台、骨格になるに違いない。。。私は占星術者でも研究者でもありませんが、そう思います。
ひたすら落ち込む ★☆☆☆☆
土星の視点を与える、という意味においては着眼点が悪いわけではない。
だが、この世の終わりのような解説のダークさに閉口する。
読後感は知恵の明晰さではなく、土星の重圧がのしかかり
悲観的で落ち込んでいる人には絶対勧めない。

感情面で安定している人が研究での一考察として読むなら
参考になるところはあるかもしれない。

いずれにしても読むのに勇気がいる本だ。
土星を考察する道標として ★★★★☆
土星を焦点としたネイタルチャートを持つ私は、題名に惹かれて手にとった。西洋占星学の本としてはけして初心者向けの本とは思わないが、大学の講義の中でユング心理学について学んだ経験があった私には、過去に読んだ書籍の中では最も土星について新たな考察を得られた。
同時に、土星は恐れるべき凶星ではなく、人生における挑戦をしめすエキサイティングな存在ではなかろうかと認識を新たにした。