なんとも素晴らしい二曲。いつも以上に栄純のギターが味を出している。

世界樹の下では、まず物悲しいギターの音色がグッとくる。そしてサビの盛り上がり。戦争が終わった後の虚しい景色が呼び起こされる。こんなに綺麗で、物悲しい曲はさすがTHE BACK HORNと言った所。
しかしカップリング曲のサイレンはこれに引けを取らない程いい曲だ。
疾走感溢れるメロディーに、将司の叫ぶかのような歌声が乗る。屈託した思いを吹き飛ばすような開放感に溢れている。本当にいい曲なので、THE BACK HORNファンは勿論、そうでない人もオススメ。
サイレンがTHE BACK HORNで一番好きです。

”若き兵士が愛しき者を守るため
殺し合うのは美しい事だと本当に言えるのか”

この部分の歌詞だけで、買う事を決めました。
彼らの作品の中で、影の薄い作品のように感じていたが、隠れた名作だと思う。
途中の菅波氏の切ない訴えかけるギターも、そう感じさせる一つの原因です。