内容的には薄いしなにかテーマ性を感じることもなかったのですが、それでもなんだか読んでいて面白かったし、可愛かったし、楽しかった。
ダークホース的にオススメの一冊。

今まで手がつけられなかったどうしようもない金持ち高校生が、校医に懐いて、彼の言うことなら何でもきく俺様ワンコ系になるという話と、その金持ち高校生の馬鹿父が、秘書のゲイに迫られてついには恋人になってしまう……というどこかハチャメチャ展開。
そこにどうして？とか、どこを気に入ったの？という根本的質問の答えはない。
でもそれが気にならないところがこの本のすごさかも。

半分ギャグのようなありえない展開もあるので、苦手な人は苦手かもしれませんが、幅広くライトＢＬっていう方にはおススメです。

かなり面白かったですwww
「プッ」となる所あり、ニヤニヤする所ありです。


正直、主人公が一番キャラが薄いです笑


ストーリーは、保健の先生と生徒の話。生徒は理事長の息子という立場を利用してやりたい放題で生徒も教師を見て見ぬふり。


そこへ新しく赴任した主人公がその生徒を叱った事から懐かれる


という、出だしは有りがちな展開なんですが、この生徒の懐きっぷりが本当に可愛いww


「先生大好きだから俺の物になって」と、無邪気に迫る場面はバカっぽくて犬のようで


独占欲剥き出しな所は、マジでキレてる。そこからの切り換えも面白い。


これはほだされても仕方がないと思わされました。


そして、息子にベタ惚れな父親とクールな秘書がかなりいい!!


盗聴、盗撮親子です笑


この父親と秘書の話も入ってますが、私はこちらの方が好きでした。


掴み所のない秘書が、責める所はかっこよく、なのに所々「プッ」と笑わせる所もあり(最中なのに笑)
アホな父親も可愛いです笑


ちなみに若い父親です。枯れたオヤジではありません。


ベタな展開来たか?と思っても、それを吹き飛ばす台詞やオチが用意されているので、安心して読んで頂きたいです。


長々と失礼しました。