二つの人魚の話。
★★★★★
今巻の感想を先に言うと九章の神狩屋の話と、八百比丘尼と人魚姫を絡めた物語がかなり印象に残った感じです。九章の話は個人的には出てくるタイミングが上手いと思います(正直な話すごくびっくりした)。泡の泡禍の意味はそう言う泡禍だったんだと素直に納得です(悪夢と言えばたしかに悪夢)。
やっぱり♪
★★★★☆
甲田サンの創造力ゎすごいですね^^
悲しい経験ぉした鹿狩屋さんの悲しい過去ですね。。。
ぐおぉおお…!!
★★★★★
人魚姫完結です。…やぁ…読後感がすごいすごい…。
終盤のとあるシーン、読んだ瞬間「…うぇえええ…」と、なりました…。
先生ー!!!!ちょっとまって、あれはさすがに…!!あれはさすがに…!!!
それでもあとがきであんなこと言ってるんだから…、
もう…うそーん…とツッコまずにはいられなかった…。
いやぁ…どういうシーンなのかは…皆様、読んでみてのお楽しみ(?)です…。
……あぁ、神狩屋さんと同じ気持ちになった…(汗)
で、人魚姫と八尾比丘尼伝説をかけあわせる…そうきたか…。
東洋と西洋の人魚伝説をあわせるときましたか…。なかなか上手い構成です。
そしてこのお話の、本当の「断章持ち」…そこかぁ!!そっちに目を向けましたか!
盲点です…。真実は読んでみてのお楽しみ。
次のお話はなんになるんだろうなぁ……楽しみです。
本当の意味でのグロテスク
★★★★★
人魚姫編の完結です。
とても哀しいお話でしたね。
愛する者を亡くす哀しみが強く胸に響きました。
いやまあ、哀しいだけでは終わらないのが甲田作品なのですがね。
1巻などのように、スプラッタ表現は多くないです。
血まみれで痛い!というシーンも少ない。
ですが、血まみれにならなくても気分が悪くなる…そんなシーンが意外なところに挿入されています。
これぞ、真の「グロテスク」といったところでしょう。
スプラッタだけが甲田作品の全てではない、と分からせてくれる一冊です。
個人的には、後書きや作者近影も見所だと思います(笑)
今までの中では最高の出来です。
★★★★★
前作の小説の連載と比べれば、主人公に感情移入しにくく、キャラがたってない感じでしたがこのシリーズ。
今回は感情移入しやすかったと思います。
人魚姫に「八尾比丘尼」の伝説をかけあわせるところはさすが、甲田さんは凄いなと思わせるところでした。
人魚つながりですが、普通は思いつきませんって。
キャラもたってきて、話の設定とかもわかりやすくなってきました。
今後の展開に期待です。