やっぱり面白い♪
★★★★☆
やっぱりぐろいけど面白いですょ。
ただ今回のゎ悲しいですょね。
何にも悪いことぉしてない仔があんな風に・・・
雪乃と蒼衣のこれから
★★★★☆
今回は「ヘンゼルとグレーテル」がモチーフ。
連鎖していく〈魔女〉の悲劇が描かれます。
それにしても、相変わらず雪乃は痛々しいですね。
〈断章)というトラウマの痛みを忘れないために、
自らをギリギリまで追い詰め、痛めつけようとしています。
そうした復讐へのストイックさに、彼女の優しさや責任感、
そして弱さがあらわれているのでしょうが……、
どうにも救いがありません。
死なせてしまった幼馴染みの面影を雪乃に重ねる蒼衣が、
彼女に救いをもたらすのか。
あるいは、共感理解した相手を死に至らしめるという蒼衣の〈断章〉が
雪乃に向かってしまうのか―。
次巻以降の2人の関係に注目していきたいです。
話はいいけど絵が・・・
★★★★★
Missingではまって以来甲田学人さんの書いたものはすべて購入していたので「断章のグリム」も即買ったんですが…ストーリーは最高です!!!1,2巻共に楽しく読ましていただきました。が、絵が…単品として見るにはうまいんだろうですが、断章のグリムとあわせるのはどうかと思いますね。なんせ前作の絵師は翠川さんですし…。そこが少々残念でした。
言葉が秘める面白さ
★★★★★
グリム童話をモチーフにしたホラー小説の第二弾。
今回は「ヘンゼルとグレーテル」が、その題材となっています。
前作よりも、言葉遊び的な要素が強くなっており、
童話に描かれた象徴と暗喩を基に、数々の怪異が発生します。
〈グランギニョルの索引ひき〉によって予言された、
〈童話の泡禍〉によって引き起こされる怪異、という設定を活かした
仕掛けとなっており、前作よりもその傾向は強いです。
誰もが知る童話をベースにしているだけに、
劇中で発生する数々の事象を見ながら、読者も自分の記憶の中にある
童話を思い出し、その中から怪異を解き明かす鍵を無意識のうちに探る。
そして、解き明かされる謎とその解釈に驚く、という、
かなりのめり込み度の高い構造になっています。
「Missing」で提示された面白さとはまた違いますが、
物語を読み進む面白さは変わりません。
是非、読んでみて欲しい作品です。
理由
★★★★★
私もmissingのファンですが、面白いと思います。
「怪異」が「泡渦」に変わり、「霊感」が「断章」に変わった・・・
という風に捉えてみては?
違う受け止め方をしているだけで、本質は全く同じなんだという風に
思えば、もっとこの作品を楽しめるかと。