思い出は忘れても自分をつくる成分のひとつ
★★★★★
k.m.p.さんの本は何冊か持っているんですが、この本は、
おとなになったら。というタイトルの通り、子供から大人になるまでの心の過程を
丁寧にゆっくりとたどって行くコミックエッセイ。
「おとなのせかいにちょっとあこがれつつも、
でもやっぱりおとなになりたくなかった」子供時代。
「ただたのしかったようで、でも、それなりにまあ、タイヘンで、
だけど、今よりなんだかわくわくしていた」子供時代。
あまり鮮明に覚えてる人は居ないと思うけど、
「忘れちゃったとしても、それはぜんぶ、今の自分の中に入ってる」
子供時代をほとんどわすれちゃった大人のこころによ〜〜くしみます。