ホラー・ファンにとっては何も新しいところのない映画だが、『ゴーストシップ』は、ありきたりな幽霊屋敷の設定を、さらに恐怖をそそる場所、船に移している。40年間も行方不明だったイタリアの豪華客船アントニア・グラーザ号が、突然、冷たいベーリング海に再び姿を現した。うわべは安全そうな仕事に誘われて、ガブリエル・バーンとジュリアナ・マーグリーズがサルベージ会社のクルー(この中にはマーグリーズの私生活のパートナーで、「ER 緊急救命室」でも共演したロン・エルダードもいる)を率いて、その難破船を引き揚げに向かう。しかし、身の毛もよだつようなオープニングで、船のクルーと乗客がたどった恐ろしい運命を見た観客には、この先最悪の事態になることがはっきりとわかってしまう。そして、実際に最悪の事態が起こってしまう…明日の日の出を予告できるのと同じぐらい確実に。 悲運に満ちた雰囲気を極限まで盛り上げるために注ぎ込まれた、優れたアート・ディレクション、巧妙な撮影、賢明なデジタル処理満載のなか、脇役たちは型通りにさっさと殺されていく。監督のスティーヴ・ベック(この前年に『13ゴースト』をリメイクした)は、その手腕を何かの賞で認められることはないだろうが、『ゴーストシップ』は暗い嵐の夜にぴったりの悪寒をそれなりに感じさせてくれる。(Jeff Shannon, Amazon.com)
個人的感想〜ほほ〜
★★★★★
この作品、さまざまな放映で観てますが…最近、ようやっと気付きました。のでDVD買ったし。
ずばりぃ〜七つの大罪ですよね。
海はアケロン河(?)だし、ラストの奴は渡し守カロン?
金品に貪欲。色欲でやられる。暴食でウゲッ。怠惰に拗ねちゃってまあ。嫉妬は可愛いんだけれど。憤怒るよぉ、大抵。傲慢ってか横暴…以上で揃ってしまい、やんごとないホラーを別の切り口で観ちゃいました。
ラスト辺りの音楽と映像は一気にもっていかれますね、昇天〜っ。
一度、そんな独善視野で観てみればいいさっ。
ぺへッ☆
楽しかったケド…
★★★★☆
冒頭でちょっと期待させられました。全体的にハラハラもドキドキも無く…
だけど最後は面白い終わり方だなと思いましたね。
いつも不納得なんだけど映画って殆ど水の中で目が見えてんのが面白くない…導かれたにしてもあんな暗い水中でスムーズにドア見付けて脱出〜て流れはどの映画観ても毎度テンション下がります。
個人的には…
★☆☆☆☆
酷すぎる作品
ここからはあくまでも私の意見です。
感じた点
・登場人物が怖がらないから恐怖感が伝わって来ない
・何よりも次に何が起こるか簡単に分かる
・女主人公の行動にイライラ…
「早くこの船から逃げるのよ!」を連呼するのに、自ら奥に進んでいく
「早くこの部屋から出て!」と少女が叫ぶにも関わらず、全力でシカト
・霊に欲情する黒人(いちばん「この船はヤバい」と言ってた奴)
・いきなり「サタン」とか言い出しちゃう
・根本的解決にならないエンディング
まぁ、こういう終わり方がおもしろいと言う方もいると思うけど…
いい所は、船の細部までこだわってる所だけかな?
いや〜、バイオ○ザード並みのつまらなさだった。
これはホラー映画ではない。
倍速で見ることをお薦めします。
このプロダクション好き
★★★★★
タタリ、13ゴーストに続きこれも大好物。
OPのディズニーちっくなタイトルロゴで、まず失笑。そこからいきなり最大の見せ場!うっはー…女の子が可哀相であります。ぐすん。クライマックスは「うしおととら」の「あやかし編」読んだ?と思う程似ていて、美しいんですが…ですが…その前の幽霊達、CGにして欲しかった(笑)も〜凄いよ、必死な顔でカエル泳ぎ!!個人的にタタリ、13ゴーストと合わせて「Gキャッスル3部作」と呼んでますが、コワ面白いんですわ。だってゼメキスがタッチしてるんだもの残酷だけでは終わらないって!
映画としては・・・
★★☆☆☆
話自体はあんま面白くありません。
ただこの幽霊船のセットがよくできています。
アンドレア・ドーリア号を模した感じの船はそういうのが好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。これがこの映画の唯一にして最大の見どころだと思います。