このアルバムは他にも佳曲揃いで、注目はタンゴの巨匠にして鬼才、アストル・ピアソラに捧げた「リスニング・トゥ・アストル」。彼とピアソラには70年代に残した2枚の共演盤があり、そこでもこの曲をやっていた。作曲家、編曲家として評価が高かったマリガンの残した最後の徒花。
オスカー・ピーターソンの作品が多く、彼のファンでない人には敡?遠しがちなこのレーベルだが、このアルバムは聴かず嫌いで済ますにはもったいなすぎる出来。