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悪魔に魅せられし者

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創土社
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ゲームブックの記念碑的作品 ★★★★★
 それまで一方通行だったゲームブックに、行き帰りできる双方向ダンジョンという、新しい手法を取り入れた記念碑的作品。
「ドルアーガの塔」シリーズ全三部作の内の一作目で、「魔宮の勇者たち」「魔界の滅亡」へと続く。
 内容的には、ファンタジーRPGで、6面体サイコロ2個が必要。また、付属のキャラクターシートにあれこれ書き込まねばならないので、持ち歩いて暇つぶしに遊ぶのはお勧めできない。腰をすえて遊ぶタイプのゲームブック。
 特徴といえる双方向ダンジョンは、正確なマッピングが可能となっているし、またマッピングしなければ苦戦するだろう。
 この作品は処女作ということでいささか未熟な点も見られるが、全三部作の残り二作品を楽しむためにも、買っておくべき本といえる。
祝!復刊 ★★★★★
若い人には馴染みが無いかも知れないが、昔、ゲームブックというものが流行った。
ゲームブックというのは小説風の読み物が分岐しており、その分岐の選択如何によってストーリーが変わっていくものだ。
途中、罠や戦闘などがあり、その際は読み始める前に作成しておいたキャラクターシートの能力値とサイコロによる乱数で成否判定する。


今から21年前、1986年に東京創元社から発売されたゲームブック、『悪魔に魅せられし者』が創土社から復刊された。

『悪魔に魅せられし者』は鈴木直人氏のゲームブックで、ナムコのゲーム『ドルアーガの塔』をモティーフに作られた三部作の一作目である。
また、TRPGの元祖『D&D』の世界観も多少受け継いでおり、迷路の中で遭遇するモンスターの中にはD&Dオリジナルモンスターも登場する。


当時、アイテムによるパワーアップするしか無かったゲームブック業界に経験値によるレベルアップという概念を持ち込んだ作品でもある。
また、大抵のゲームブックが一方通行な中、この作品は自由度が高く、塔の中をある程度自由に歩き回れるシステムになっており、この作品に影響を受けたゲームブック作家は多いと思われる。


当時、小学生だったオイラはこれにハマり、毎日学校に持っていったものだ。

ゲームブックを自作したり、TRPGで遊んでいたオイラがハマらない訳が無かった。
しかし、ゲームブックの人気は下火になり、TRPGの衰退と運命を共にした。

しかし、昨今のTRPG復活の盛り上がりに便乗するかの如く、次々ゲームブックの良作が復刊されているのは、大変喜ばしい事である。

指輪物語やハリーポッターなどのヒット、また、FF11を筆頭にオンラインゲームの流行により、ファンタジー作品やTRPGに対する垣根はだいぶ低い状態にある。
20年前には想像すらしえなかった。

素晴らしい世の中になってきたものだ。