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若いピアニストへの手紙―技術をみがき作品を深く理解するために

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 音楽之友社
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ピアノ独学者にとっては、聖典といってもいい。 ★★★★★
(自分は、子供の頃10年程習っており、以後は独学で弾いている程度です。)
表紙の帯に「小澤征爾氏推薦」と書いてあったのが購入のキッカケだった。
独学者にとってテクニックの習得と向上は常に悩まされてきたが、
この本を読んで、大抵の不安が解決された。

本書は、自由さ・足かせのない音、演奏、音、リズム、様式、テクニック、練習方法
で大まかに構成されている。
そして、音楽という数字では表現できないものに対して、
それに必要なものをなるべく定量的・定性的に説明している。
また、なぜいいのか・ダメなのかをしっかり説明しているため、妙にストンと納得できる。
(巻末にピアノの構造を説明しており、これも理にかなっている)

例えば、短い音には決してアクセントをつけない、アルペジオはpで開始する、
など他の演奏本では曖昧な説明を的確に指示している。
説明に無駄がないため、ページ数は僅か115程度。だが、その密度は計り知れない。

ただ、不足している部分もある。様式・作曲家についてである。
これに関しては、「こうすればピアノは弾ける-日本人の手のために-」
を参考にしていただきたい。この本もおススメであり、
ピアノの構造と日本人の手を基軸として、定量的・定性的説明を心がけている。
この2冊が暫定として2大教典となっている。

この本を読み終えたとき、「あと必要なのは、本人のやる気だけだな」と
不覚にも思ってしまった。一読してみれば、必ず上達の糸口を見つけられると思う。
以上、趣味ピアノのひとり言である。 By雪
ピアニスト必携 ★★★★★
もっとこの本に早く出会っていればと思いました。
音楽が大好きでピアノを演奏されている方は、
何のために技術を習得して沢山の譜読みをしているのか、
自分で練習している意味を見失うことも時々あると思います。
そんな時にぜひ読んでほしいです。
ピアノ学習者は一読の価値あり。 ★★★★★
これ程までに核心に迫り、かつ明快な教本はないと思われます。

100頁程の薄い本なのですが内容は大変共感できるもので非常に説得力があります。
技術的なことから精神的なことまでエッセンスが凝縮されているため、
初心者から行き詰っているピアノ科の学生まで参考になること請け合いです。

またピアノを指導されている方に対しても大変お薦めです。
生徒に言いたい事、伝えたい事が端的に表現されており、
指導の助けとなる箇所が、かなりちりばめられています。

唯一難点という程ではないのですが、読み手側にそれなりの知識水準と、
想像力が要求される(大した事ではないですが)ので、
1から10まで教本に従おうとしている方には向かないと感じます。

しかし、能動的にピアノの上達を目指しているにも関わらず、しっくり来た教本に出会えなかった方、
また本気で上達を考えている方には、大変お薦め出来るものと思います。

今まで数多くの教本に目を通しましたが、この本が最もお薦めです。
良書 ★★★★☆
内容は大きく「リズム」「音」「様式」の3つにわかれている。
テクニックの考え方について参考になる。生理学に基づいた合理的な解説。「難曲をこなすためには鬼のごとく基礎練習をしなくては」と思っている方は特に読むとよいと思う。暗にコルトーのメソッドを批判しているのか?と感じる箇所があり。全体的にきっちりと書いてあり、よかった。ジョセフレヴィーンの「ピアノ奏法の基礎」に通じるものがある気がする。ただ、様式の理解が必要なのはわかったが、それぞれの作曲家や時代の様式についてどのように勉強していけばいいかは明確に書かれていなかったので、星を一つ減らした。