どんな眼をもって読むか…
★★★★★
本の題名に「株投資」と書いてあるので株取引の為の本であると
思って読めばそれはそれ。
先物、オプション取引を専門に行っている人が読んだとしても
物事を色々と置き換えたりして読んでみるとヒントは無数にある。
著者がこの本で主に掲げている内容は題名にある通り「時間差売買」であるが、
ここに行き着くまでに何を検証してきて何が「いらない」と感じ、
どうしてこれを付け足そうかと感じたのか、
などと考えながら読んでいくと自ずと自分のやるべきことが見えてくる。
「時間差売買」これをこのまま使うのではなく、この本に書いてあることを検証し
この考えに至った過程を追っていきながら自分流にカスタマイズしてみる。
そうこうしているうちに、著者の言うような
「思いがけない考えがひらめくことがある。
集中することによって今までの自分にはできなかった何かをつかめることがある。」
を実感できるのではないでしょうか。
日本人が書いた本で一番参考になった本
★★★★★
僕のなかでは星6つです。
しかし、デイトレードができない方には参考になる部分が減ってしまうので評価は
かなり下がってしまうでしょう。
氏の提唱する理論はオリジナルでかつ相当なエッジをもつと思います。資金が数千万
以下ならすごく役に立つものと確信します。もちろん、ある程度の自分なりの検証は必要です。
また、精神面の記述についても外国人の書いた分厚い本より僕は好きです。本当に本音で
書いてあるのが分かります。
この本のおかげで多少の希望がもてるようになりました。
第1章がなければ星5つ
★★★★☆
題名の通り、他銘柄との比較をしながら(他銘柄を先行指標として)
売買をするという方法論を中心に解説した本です。独自の方法論で
あり、自分自身の独自の方法論構築に役に立ちます。
この値段でトレードに有益な方法論を学べるのはありがたく、
一読の価値はあります。
残念なのは第1章の存在。著者は相場で勝てるようになるのに
苦労したようですが、そのせいか「勝てるようになるにはこのように
しなさい」という非常に説教がましい内容です。
率直に言って、第1章の内容は読んでいて腹立たしくなることも多く
「ここさえなければ」と強く感じました。著者はもっとも強調したい
部分なのでしょうが、できれば最後に回していただければと思いました。