２作目です。

今回読んで面白かったのは、志澤が「藍が大切でどうして良いか分からない」となっていたところです。
何でも出来る大人がグルグル考えている所は面白いです。

反対にちょっとどうかなと思うのは、主人公の藍が幼すぎる所です。
後半部分は「お父さん〜」ばかりで、ついていけませんでした。



１巻で出てきた、謎の画商の正体も見えてきました。
これからどのような方向にいくのでしょうか・・・？

白鷺シリーズ二作目。恋人同士となった志澤と藍。けれど、まだ年若い藍を抱いてしまったことに、志澤は後悔の念を抱えていた。人気シリーズの第二弾。シリーズを通して読むことをおすすめ。

「白鷺シリーズ」第２弾！お互いの気持ちを通わせ、歩み寄ろうとする志澤と藍。しかしいくつも問題は山積みで、なかなかふたりきりの甘い時間は持てない。大人であるがゆえに藍をしばりたくない志澤、もっと近づいていきたい藍の気持ちは微妙にすれ違う。そして藍の父や『白鷺溺水』に纏わる謎に関わる人物、福田がふたりに不気味に近づいてくる――。　

突然の祖父の死を機に、志澤グループの後継者・志澤知靖と暮らしはじめた一之宮藍は、恋人にしてくれたはずの志澤に、未だにそれらしい扱いをしてもらえないことを不安に思っていた。一方、志澤は藍にただならぬ関心を寄せる美術商・福田から、藍の父・衛へのおぞましいまでの執着と、藍自身の身柄に対して宣戦布告ともとれる挑発を受けてしまう。そのうえ福田が藍に接触したことを知った志澤は―。２００５．１２【コメント】『ミルククラウン』シリーズの崎谷はるひさんの作品です。

【挿絵：高永ひなこ】白鷺シリーズ第２弾！