インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ポスト構造主義 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 岩波書店
Amazon.co.jpで確認
これ一冊じゃわからないでしょう ★★★★☆
一冊でわかるシリーズですが、これ一冊じゃわからないでしょう・・!(^^;)

言語心理学を勉強する前に、構造主義、ポスト構造主義とはどんなものなのか?を
把握しておきたかったので、本書を購入しました。
以前、ソシュールやラカン、フロイトを読んでいたので、理解しやすかったけど、
いきなりこの本を読んでたら、多分読み進めなかったと思います。
でも、全体像は大体つかめたし、予想していたより、読みやすい書面でした。
不思議の国のアリスの挿話なども入っていて楽しく読めたので、★4つです。
思考をひらく ★★★★★
特に主体化(=価値規範への従属)の考察に関してポスト構造主義が与えた大きな影響は、
その立場に立つのであれ批判するのであれ、もはや無視することはできないものだと思います。
そうした言語論的な思考方法が与えた大きな影響を知るには、とても良い入門書ではないでしょうか。

ポスト構造主義に関わる主要な語彙は、本書を読むことである程度掴めるかと思います。
いちいち語彙の説明をしてくれる親切な本ばかりであれば初学者にはありがたいのですが、
初学者向けと銘打っておきながら置いてけぼりを食う書籍が多く読者としては気落ちすることも多いものです。
本書を読みアカデミックな言語システムに隷属することでようやく
読者も主体になれるというやや皮肉めいた印象がありますが(笑)、
私にはポストモダンな諸理論の大まかなイメージを把握するうえで大変役に立ちました。

言語システムの中で生き、そこに従属(=subject)することで
主体化し得る(=subjectに「なる」)という社会構築論は
良くも悪くも思考方法を大きく転回するかと思います。
ポスト構造主義とは何がテーマなのか? ★★★☆☆
ソシュールからはじまり、おもに、アルチュセール、フーコー、ラカン、デリダという人々が「何を、どのように考えたか」が書いてありました。

誰がどのような著書で、どのようなことを言った、という形式ではありません。テキスト、制度、主体、権力などのテーマについて、この人は、こんなことを考えた、という感じです。デリダの分量が多いかな、という印象です。

素人です。ちょっとピンと来ない所も、沢山ありました。が、ポスト構造主義(と呼ばれる人々)が、何をテーマとしたか、どんなアイディアであったかは、わかった気がします。
薄いわりには、読みごたえがあり、結構読むのに苦労しました。

導入に成功したら、次は是非深入りを試みてください。 ★★★★☆
 ソシュールの言語理論、「差異だけが存在する」、に始まって展開した構造主義。それが普遍性を志向する動きにより「差異」を消去してしまったことに対して、ポスト構造主義は再びソシュールの問題提起に戻る。言語にあるのは言語「システムから生じる観念と音声の差異だけである」という理解は、真理、観念、存在を基礎付けているのは言語とその使用でありその逆ではない、と結論付けるのである。

 本書はポスト構造主義の総体を語るものではない。ポスト構造主義について学ぶには、専門的な文献を更に読み込む必要がある。本書にある「参考文献」や「読書案内」はその役に立つであろう。著者はポスト構造主義に触れながら、その含意する「よくよく考えてみること」の重要性を説いている。この点が本書の、入門書としての良質さを示している。入門書の条件とは、そのテーマが持つメッセージを簡潔に示すことだ。メッセージが明らかにされていることで、初学者はそのテーマへの導入が容易になるからである。

翻訳に問題あり ★★☆☆☆
訳者がまずいのか、編集者がいけないのか、はたまた両方ダメなのか…ポスト構造主義について、「親しみやすい語り口で解説!」とのうたい文句につられて買ったが、日本語があまりにもおかしくて解読するのに苦労した。原著の、分かりやすい入門書、という特長が見事に打ち消されている。翻訳特有の不自然な日本語は当たり前、文法的におかしい箇所も無数にあり。しかも、翻訳自体間違っている、というか読者に誤解を与えるような訳になっているところもかなりある。元の英文の原著の方がよっぽど分かりやすい。例えば、「わたしたちは意味を生きている」(p.135)と書かれても、何のことやらさっぱり分からない。訳者はアメリカ文学の教授らしいが、アメリカ文学よりまず日本語を勉強した方が良いのでは。