主役はシスター・クラリカ!
★★★★☆
国立展示場がテロリストに襲われ、多くの人が人質となった。充実した装備と武器をもつテロリストたちに、警察はまったく歯が立たない。しかも、大勢とった人質を容赦なく殺していく...。偶然、国立展示場に来ていた、神殿教会の勇者・長谷部翔希とシスター・クラリカは!?そして、テロリストたちの魔の手は、"関東機関"にも向かう。沙穂が殺され、貴瀬も捕縛されてしまう。しかも、世界各地で魔人絡みの事件が起こっており、神殿教会は、その対応に忙殺されているという。事件の背後にいるのは、魔王候補・鈴蘭なのだというのだが...
これまで、圧倒的な力を誇ってきた沙穂が殺されるのを最初に、数々の強者たちが、テロリストと、テロリスト一味の魔人に倒されていきます。次が、最終巻らしいのですが、オールスター勢ぞろい!という感じで、戦闘が展開されていきます。事件の黒幕は誰なのか、そして、その目的とは!いつもより、ずっとシリアス路線で、ぶっちぎりで最後まで読ませてくれます。次が楽しみです。
今までと赴きが変わってます
★★★★★
いままでの"お・り・が・み"シリーズと少々、趣の違ったストーリー展開です
笑える要素も最初のほうでありましたが、今回は圧倒的にシリアス路線でストーリーは進みます
国立展示場を乗っ取り、魔人が率いている最新鋭の装備を備えたテログループ。彼らの手によって関東機関はあっという間に壊滅し、翔希と貴瀬は捕まり、沙穂は殺害される。主要メンバーが、いとも容易く全滅していく様は、結構衝撃的です…
尚、今回は表紙にもなっているクラリカの活躍が目立つエピソードです♪ 満身創痍で魔人を退け、奇跡的に国立展示場から逃亡。それを追ってきた魔人との、街中での死闘。そして何より最後、人類側にチャンスをもたらすクラリカの台詞がとても良いです!
シリーズクライマックス一歩前
★★★★★
物語は一気に緊迫、全滅、拘束、生存、脱出、死亡、捕縛、拘束、そして消息不明、主人公名護屋鈴蘭とその周りの者達に訪れる運命とは?
そして今回は意外な人物が最後の鍵を握っています。
最終巻が待ち遠しくなる一冊です。