自習書として使えます。
★★★★★
学生のとき一応習ったもののほどんど忘れてしまった方、もしくは専攻が異なり、初めて学習する方向けで、あえて数学的な厳密性は避けてあります。(素人から見てもところどころ強引だなと思う記述もあります。)
1章から3章は、フーリエ級数、変換を単なる道具として使う人にとっても、知っておくべき基礎的内容です。
本書でもっとも良いところは、4章の一般フーリエ級数、ベクトル空間だと思います。基礎的な理論から応用にステップアップする際、これらは避けては通ることができませんし、他の書籍でも当然のように一般化した表現が登場します。本書で、事前知識として、学習しておけば戸惑うことはないと思います。
わかりやすい入門書
★★★★★
微分積分の基本を学んだ後,フーリエ解析に取りかかろうとしている方にとてもよい入門書だと思います.フーリエ解析の入門書の中には,特定の分野の基礎知識(微分方程式だとか,電気回路だとか)がないと理解しづらい記述となってしまっているものがありますが,本書は基本的な微分積分以上の知識を必要としません.ですから,どの分野の人にも向いていると思います.(逆に言えば,特定の分野におけるフーリエ解析の応用については,詳しいとは言えません.)
解説も丁寧で,途中計算などの飛躍も少なく,ページ数のわりに早く読み終えられると思います.しかし,あくまでも「入門書」のレベルですので,専門領域でフーリエ解析をばんばん使うという人には,もう一歩進んだ解説書が必要でしょう..
分かりやすい
★★★★★
これは計算のできることを目標にしているが、ただの計算書でなく
定理の背景にある、思想見たい魔物まで書かれています。
また、複雑な指揮の覚え方を、ティーブレイクでアルファベット順
と、楽しみながら、記憶できるようになっています。
また後半には、偏微分方程式トラプラス変換までも付いています。
いい買い物であります。
各項目も短い記述ながら要点を書いているのでよく分かります。
このシリーズでも、特に優れた、一冊であります。
フーリエ解析の入門書
★★★☆☆
本書はフーリエ解析の定評ある入門書である。参考文献としてよく紹介される。本書は学習書なのでいわば消耗品である。やや程度の高い物理数学の教科書として新数学シリーズ物理数学:高橋(培風館)がある。本書を一通り終えたらこういう中程度の本も調べることを進める。
わかりやすい
★★★★★
フーリエ解析について非常にわかりやすく書いてある良書.
本来フーリエ解析は関数空間の理論から厳密に展開されるようなのですが,とりあえずフーリエ変換って何かな?と思う人は,この本で勉強するのがいいと思います.また偏微分方程式の基本的な部分も書いてありお得.
図もたくさんあってわかりやすいし,コーヒーブレイクも楽しく読めたし,入門としては非常にいい本でした.