推し進めることよりも、しっかりした基礎を構築してくれる本をまず、学ぶことです。このようなことを考慮すると、この「行列と一次変換」という書物はまさに線型代数の入門として、最適ではないかと思われます。また、6章には、固有値についても述べられているので、量子力学を学ばれる予定の方にも参考にはなると思います。
この本を手にしたとき、自分が1年生のとき出会えたらよかったのに、と思いました。
最後に、この本をガッチリ学んだ後は、必ずより高度な学習へと移行できることを伝えます。