魅力にあふれたロッシーニ、極めつけの名盤
★★★★★
アバド指揮、ロンドン交響楽団&アンブロジアン・オペラ・コーラス 1971年収録。
キャスト:アルマヴィーヴァ伯爵/ルイジ・アルヴァ(T)、フィガロ/へルマン・プライ(Br)、ロジーナ/テレサ・ベルガンサ(MS)、バルトロ/エンツォ・ダーラ(B)、バリジオ/パオロ・モンタルソロ(B)。
ドイツっぽいと言われるものの、愛嬌のあるプライのフィガロは、今聴いても魅力的。ベルガンサは、ロジーナそのもののようですし、伯爵を演じるアルヴァの上手さは、芸術的レベルだと思います。聴くだけで、心地よい悦びに浸れます。録音状態も大変良い。丁寧な日本語解説と対訳付き。