甘さを打ち消す緊張感。
★★★★★
不器用なふたりの文通は思わず絶叫したくなるほどじれったいですが。
闇のドレスサイドがはっきり動き出した上、クリスとパメラの立ち位置、シャーロックの立ち位置が鮮明になって転回が面白くなる巻だと思います。
クリスの不安定さも、自分の位置を見つけたから消えるんじゃないか、というような予感もします。
シャーロックも、これからどんどん手を打っていくんだろうな、という今までの不甲斐なさとは違う確かな手応えがありますが、なんとなくアディルを甘くみすぎている気もするので足もとをすくわれそう。
一番しっかりしているのは、やっぱりパメラですね。
そして、イアン先生に惚れ直しました。素敵です。
次にどういう手が打たれるか、楽しみになってきました。