社会に問う一冊。
★★★★★
冊子の様な薄い本です。
しかしながら内容は日本社会の奥深く根差した貧困・自殺
という億万長者でもないかぎりは明日は我が身とも云える
幾多の複雑な要素が絡み合った深刻な主題。
ハローワーク、福祉事務所など行政の範疇での記述が多々ありますが
はたしてどこまでが行政の力だけで支えられるものでしょうか?
隣にどんな人が住んでいるのかすらわからない…
と云う様なご時世、まずは隣近所が思いやりを持って
声をかけ合うことも大切ではないでしょうか。。。
物質至上主義、個人主義はますます自殺を増加させると思います。
本書の対談者の方々の様に一般人も思いやりの心で就職困難者や弱者を支え
いわゆる社会的強者ばかりが得をする世の中の不公平を正し
住み良い社会の実現を願います。