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闇の中に光を見いだす―貧困・自殺の現場から (岩波ブックレット NO. 780)

価格: ¥525
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 岩波書店
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社会に問う一冊。 ★★★★★
冊子の様な薄い本です。
しかしながら内容は日本社会の奥深く根差した貧困・自殺
という億万長者でもないかぎりは明日は我が身とも云える
幾多の複雑な要素が絡み合った深刻な主題。

ハローワーク、福祉事務所など行政の範疇での記述が多々ありますが
はたしてどこまでが行政の力だけで支えられるものでしょうか?
隣にどんな人が住んでいるのかすらわからない…
と云う様なご時世、まずは隣近所が思いやりを持って
声をかけ合うことも大切ではないでしょうか。。。
物質至上主義、個人主義はますます自殺を増加させると思います。

本書の対談者の方々の様に一般人も思いやりの心で就職困難者や弱者を支え
いわゆる社会的強者ばかりが得をする世の中の不公平を正し
住み良い社会の実現を願います。
短いけれども濃厚 ★★★★★

あまりにも薄い本なので、手に取ると残念に感じる人もいるかもしれません。
この本は読んでいるとき、よりも読後に自分自身との葛藤と戦うための本です。
『自殺と貧困』最前線で活動する著者たちの対談は、あまりにも今の日本を
生々しく伝え、読む者の心を深くえぐります。
著者の清水氏は自殺対策支援のNPOの代表、湯浅氏っは反貧困ネットワークの
事務局長であり、ともに鳩山内閣の内閣府参与であった。
それでもこの根深い問題は解決しない。
自分を深く向き合い、国の在り方すら考えさせられる一冊です。