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創竜伝(2)摩天楼の四兄弟 (講談社文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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え〜っと… ★★☆☆☆
私が持っているのは文庫版なんですけど、何故こんなにも同じ本を出すのか正直わかりません。 ノベルス版は持っていないのでわかりませんが少なくとも文庫版は途中で終わっています。あまり悪く言いたく無いですが、同じものを出すなら続きを出して下さい。 ノベルス版と文庫版を持っていない方には、私は面白く何回も読み返した思い出が有りますので(初めて読んだのは中学生の時でした)オススメします。
破壊神! ★★★★☆
去年シリーズ完結した映画に「ゴジラ」というものがある。いろんなバージョンがあるため、一言で言うのは難しいのではあるが、ゴジラは人類(特に日本)の都市にやってきては、破壊の限りを尽くすが、決して完全に死ぬ事は無いという原則がある。そういう非人類的(非国民)映画がなぜ40数年間作られつづけてこられたのかというと、この国の人たちがゴジラをこよなく愛したからである。なぜ愛するのか。ゴジラはもともと水爆実験という「人類の罪」から誕生した怪獣であるが、実は人類の罪はそれだけではない。私たちは戦後の繁栄は実はとんでもない虚妄の上に建っているのではないかという漠然たる想いをみんな持っている。だからゴジラが国会議事堂を壊し、東京ツインタワーを壊し、福岡ドームを壊し、各地域の原発を壊していくのは実は必然なのではないかと思うからなのだ。ゴジラ映画でわれわれは「癒し」を得ているのである。

前置きが長くなりました。つまりいいたい事は、この四兄弟、実に見事にゴジラの役割を果たしてくれていると、私は思うのである。特に第二巻はその性格が強い。88年当時の「繁栄」の象徴である東京の有名施設をを全て破壊してしまったのは、まさに四兄弟が、当時バブル絶頂期であった日本の「罪」を見事に指摘していたからに他ならない。東京都庁に対する辛らつな意見なんて、「まさにその通り」で、竜に巻かれて炎上する件で読者はスカッとするだろう。

「ゴジラ」に献上したかった副題を私はこの本のために捧げるであろう。「破壊神!」と。

素晴らしき哉兄弟愛 ★★★★★
この巻は、一番切れさせたら容赦がない続さんの巻です。新書の天野さんの絵も好きですが、個人的に口絵のCLAMPさんの絵は絶対一見の価値があると思います。文庫ですから手軽に持ち運べるのもいいですよね。

あとがきは文庫として書き下ろされてます。創竜伝のあとがきは4兄弟の対談ですが、これだけでも買って良かった~って思いますよ。ぜひ!

続さんが一番  ★★★★★
此の巻はなんと言っても、冷酷非道、世界を敵に回しても涼しい顔をしている、続さんの活躍がメインです。俺の憧れの人です(笑)…まあこんな人が現実にいたら避けちゃうけどな。