共同社会の形成によって生産力を向上し、豊かさと自由を手に入れる理想に燃える正助と日置村。そして夙谷。
この理想を阻むのは、支配階級である武士と武士に雇われたモノ達である。
正助たちの乾坤一擲の綿栽培は、土壇場で藩札発行という非常体制に向き合うことになった。
それにしても巧妙な罠を仕掛けてくる武士も追い詰められ始めている。
封建制度によって、身分を固定化された若者が、その不平等と社会の不完全さに気がつき世の中に戦いを挑む大河ドラマに進んできたよう。
この戦いに勝者はいるのだろうか。

世の不条理、自由への戦い、人間の本質といったものがすべて含まれていて漫画では収まらない大作。

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