Leon Battista Albertiのカメレオン性を知る
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Leon Battista Albertiは絵画論、建築論を執筆し、ルネッサンス期に建築家として名を馳せた人物です。
副題にアルベルティの名前が使われていたので、彼の建築家としての偉業について書かれているのかと思いきや、
主にユマニストとして多彩な側面を持った彼の姿が浮き彫りにされています。
著者が記しているように、彼の"カメレオン性"に驚嘆させられ、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきました。
この期のFirenzeについても解説されており、歴史的側面からも興味深く拝読しました。
ルネッサンス好きには必読の書と言えるでしょう。