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世界の歴史〈11〉ビザンツとスラヴ (中公文庫)

価格: ¥1,950
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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民族紛争の根本には ★★★★☆
文庫版世界の歴史シリーズの1冊。
全くなじみのないビザンツ帝国やスラブ世界の中世の歴史。特に、人名がいっぱい出てきて、読むのが大変だった。
でも、改めて、ビザンツ帝国や東欧諸国、ロシアといった国々、民族の歴史が今もなお、民族紛争に明け暮れる現代に続いているのだと、再認識した。
しかし、複雑な地域だ。これでは、民族問題も簡単に解決しないわけだ。
この辺りの歴史ってあまり学校では学ばない。日本人にはなじみのないところだけど、現代の世界情勢を知るには、これらの国、地域、民族のことも知っておくべきだろう。
面白かった。
千年帝国の歴史と多様な地域の歴史 ★★★★☆
第一部はビザンツ帝国の通史。(東)ローマ帝国がビザンツ帝国へと変わっていった時期
(六世紀)から話が始まる。ビザンツ帝国史=ローマ帝国衰退の歴史、という見解を退け、
ビザンツ帝国の諸相とその波乱に満ちた歴史を描く。政治史が中心だが、人物描写や逸話
も多く、歴史に精彩を与えている。

第二部はスラヴ人の中世史。「スラヴ人とは何か」との話から始まり、現在のバルカン、
東中欧、ロシアといった多様な地域の歴史を扱う。登場する「民族」の数が多いため、
一つ一つの「民族」の歴史は簡潔と言えるが、中世「東欧」の多様な歴史を知りたい人に
推薦できる。

 この本のタイトルは「ビザンツとスラヴ」だが、それぞれの歴史が第一部・第二部と
独立しているため、ビザンツとスラヴの関係については充分にわからない。第二部著者
はこのことについて「あとがき」で触れ、ビザンツ帝国がスラヴ人(特にロシア)に
与えた影響を論じている。巻末には最新の参考文献も追加されている。