侑子さんのお店は「人の望みをかなえる」お店です。しかしそのためには、それにみあった「対価」が必要です。
この『猿の手』も望みをかなえてくれる、一見すると魔法のようなものですが、やはり対価が必要です。この教育実習生も、知らず知らずの内に対価を払っているのです。
この世界に無償で望みをかなえてくれるものなど在りません。いるのは侑子さんやこの猿の手のような仲介人だけです。望みは叶えるものではなく、心においておき、支えとすべきものなのかもしれません。
とほのぼの系(?)からシリアス系まで幅広いお話がよめます。
この巻でどの話も完結します(ホリックは今の所どの巻も完結ですが。)