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鉄道世界遺産 (角川oneテーマ21)

価格: ¥880
カテゴリ: 新書
ブランド: 角川グループパブリッシング
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世界の魅力的な鉄道たち ★★★★☆
 著者は世界/日本の鉄道を訪ねてまわっている写真家・エッセイスト。
 本書は、2008年の出版時点で実際に世界遺産に登録されていた5件(7鉄道1駅)と、登録されてはいないが世界遺産的価値があると著者の考える46件が紹介されている。
 世界遺産になっているのは、オーストリアのセメリンク鉄道、インドの山岳鉄道群、ブダペストの地下鉄、スイスのレーティッシュ鉄道。いずれも歴史的な価値の高いもの。一方で、鉄道発祥国のイギリスのものがないなど、不思議といえば不思議。
 実際に乗りに行った体験記、カラー写真、地図等で分かりやすく書かれており、楽しめた。
 どの鉄道についても、さらりと数頁で終わってしまうのが残念。
 文章にユーモアがあり、クスクス、ニヤニヤさせられる。
困るのは駅名 ★★★★★
本書の掲載している鉄道で乗ったことがあるのはサンフランシスコだけです。

本書をもっと早く読んでいれば、海外に行った際に、寄り道したかもしれません。
残念。

海外の鉄道を利用したときに困るのは、

1 鉄道の路線図が、駅、列車内にない。
2 駅での、次の駅の表示が小さかったり、少ない。
3 社内での、次の駅のお知らせが聞きとりにくいか、ない。
4 駅名は固有名詞なので、スペルと音声とが一致しにくい
5 各駅停車か、特急かで、どの駅に止まるかがわかりにくい。

そのあたりのノウハウも書いておいていただけると、
てっちゃん以外も旅行を楽しめるかもしれない。
欠点がある ★★☆☆☆
  内容は面白い。また、著者が実際に現場へ赴いて撮影、取材しているため、臨場感あるし、雰囲気や楽しさが伝わってくる。ただし、大きな欠点は、「絶景」だの「すばらしい風景」だのと、沢山出てくるが、白黒ですら写真がない。著者が他の写真集などを出版しているのだとすれば、この本はその説明文の集合体ということになろうし、そうでないなら、写真を増やすべきだ。カラー版で上下に分け、値段が倍になってもよい。写真をもっと増やすべきだ! 行きたくなるし見たくなる。が、実際にはほとんどの読者が行くことも見ることもできないだろう。