もうね、こう涙がこみ上げてくるわけよ
★★★★★
Horace Parlan(piano), Johnny Coles(trumpet), Booker Ervin(tenor sax),
Grant Green(guitar), Butch Warren(bass), Billy Higgins(drums) 1963年2月15日録音
ホレス・パーラン・・・この人のプレイは独特の泣きが入ってたり、歌ったりしているので
個人的にはとても好きなんだが、その彼が渋すぎるメンバーを従えてのリーダー作。
ジョニー・コールズ、ブッカー・アーヴィン、グラント・グリーンと・・・もうね渋すぎで
しょ。たまらないね。
コールズは間の使い方が絶妙すぎるし、アーヴィンはもはや誰にも真似できない唯一無二の
テナーを吹く、そして技はないが円熟味にあふれた味があるグリーンのギターがありと、く〜
たまらんね。
懇切丁寧にバックアップするブッチ・ウォーレンもGood Jobだし、力強いビートで全体の士気
を鼓舞するビリー・ヒギンズも素晴らしいね。
何度見ても見飽きないジャケットもいいが、内容はそれ以上に噛めば噛むほど味が出るスルメ
アルバムだ。
「Happy Frame Of Mind」・・・タイトル通りにジャズファンでいて良かったと心からおもえる一枚。