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森鴎外の『知恵袋』 (講談社学術文庫 523)

価格: ¥1,523
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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八 自信(自信を失うな) ★★★★★
自分自身の考え方、行儀作法、人づき合い、友人関係、夫婦関係のあり方など、とても親切に述べられています。

森鴎外の「知恵の源」が翻訳学者であったとしても、その内容には、優れたものがあります。

日常生活の細部に、かなり丁寧なアドバイスがあります。
森鴎外の原文とは別に、現代語訳(口語訳)で分りやすく読めます。
僕の本は、赤鉛筆の線が、かなり引かれています。

p188 八 自信(自信を失うな)
僕の好きな言葉、「根拠のない自信」を思い出しながら、自信がすべての行動力の源であると確認した文章でした。

昭和八年生まれの小堀桂一郎さんの訳と解説、編集者の気配り「八」への「こだわり」と「ユーモア」を感じたのは、僕だけでしょうか。

森鴎外の『知恵袋』は、何度も読み返して暗記したいほどです。
時代を超えた対人関係の名著で、一読の価値があります。
鴎外が自己啓発本を書いていた! ★★★★★
「人との付き合い方」について書かれた森鴎外の書ではあるのだが、実はこの本にはネタ本がある。18世紀のドイツの作家、アドルフ・フォン・クニッゲの『交際法』というのがそれ。ドイツ語を自在に操った鴎外が新聞等に匿名で(無論翻訳であることすら伏せて)発表したモノをまとめたものがこの本だ。
小説家としても軍医(官僚)としても功成り名を遂ぐ鴎外が、どうしてこんな本を書かねばならなかったのか、その辺の推理は本書の解説を一読していただきたい。
いずれにせよ昔も今も、洋の東西を問わず、人間というものは「人付き合い」に悩み続けてきたものなのだなあということがよくわかる。