或る記録魔の執念
★★★★★
眠りを覚まし笑ふとの意
著者は戦国から江戸初期にかけて存命した浄土宗の坊さん 高僧である
記録魔であったことは間違いない
椿マニアでもあったらしい
記録魔が一生をかけて何の得にもならない笑い話を収集し生涯の副産物と成したのがこの「醒睡笑」である
簡潔に感想を言うならば あまりにもくだらなさすぎて辟易し本を閉じること何十回
何十回も閉じるということは何十回も開いている訳でそうさせる何かがたぶんこの本にはあるのであろうが未だ掴みきれない
黄表紙とはまた違う下品さと阿呆らしさが隅から隅まで存在する
実に付き合いきれない!
そう言いつつ かれこれ7年の付き合いになるこの本は なかなか書棚で寝てはくれぬ
実にうるさい本である
うるさすぎて眠れぬわ....