2001年放送の「ルパン三世」テレビスペシャル第13作。脚本は『1$マネーウォーズ』から引き続き、ルパンシリーズの多くを手がける柏原寛司が担当しており、相変わらずのクオリティを感じさせる。本作は21世紀最初のルパンとなるためか、あえてルパン三世にとって20世紀を総括するかのような宝をめぐる物語が展開する。
監獄島アルカトラズを舞台に、秘密結社シークレット・セブン、正体不明のブラックメンを敵にまわし、金塊とともに海底に沈む世界を震撼させる謎をめぐっての大アクションが繰り広げられる。ルパン以下、次元、五エ門、不二子、銭形と、レギュラー陣全員に見せ場をもたせ、「ルパン三世」ならではの作品づくりに、最後まで一時も目が離せない。(田中 元)
「銭形ファン」「原作ファン」には嬉しい作品
★★★★★
TVSPで唯一「原作」を元ネタにした作品。
使った「原作」は“あの”衝撃的な内容がある「サンフランシスコ編」である。
もう最高でしょう。
いや、もちろん途中から話はガラッと変わるが、カット割りや敵キャラが、原作を生かしており、アニメに否定的な原作者も喜ぶほどだ。
そしてルパンの永遠の宿敵である「銭形警部」
彼がこれまた原作のように敏腕で渋いキャラになっている(所々アニメっぽくもなるが)
ドジで間抜けな銭形に嫌気が差してる人には是非とも見てほしい
なかなか面白かった
★★★★★
この頃のTVスペルパン作品は、結構それなりに出来のいい作品が多かった。
今作の敵キャラは、ルパン作品の中でも屈指の出来でしょう。声優も豪華で、作品全体に緊張感があり、これだけでもよさがでてます。
キャラの動きや演出、セリフのキレも良く、ラストの盛り上がりも見応え十分だった。
ルパンファミリーもバランスよく描かれています。特に、TVスペではどちらかというとあまり目立たなかった五右衛門ととっつぁんが、結構活躍してます。
ルパンととっつぁんの攻防も相変わらず面白いです。ルパンに関しては、前作に続いて途中衝撃的なシーンもあります。
メインとなっているケネディ暗殺の謎についてはいろいろと突っ込みどころはありましたが、昔の作品にもこういったあり得なさの類の話はいくつかありましたし、
逆にルパンらしかったと思う。
とりわけセカンドシリーズに近い内容で、セカンドシリーズが好きな方にはおすすめです。
訳が分らないシーンがあまりにも多い!質の低下には幻滅。
★☆☆☆☆
また五右衛門が女にたぶらかされるっていう・・もう止めて欲しい展開。
敵の数が多すぎるわりに、印象の薄い奴ばっかり。一番印象に残ったのが、ルパンを拷問にかけようとして逆にロケットで空に打ち上げられたチャイニーズ・マフィアのボス・・・ってのがまず有り得んでしょう。
ケネディ暗殺の謎に迫っているようでいて、全く迫っていない内容(笑)。
銭形の相棒が黒幕・・・・ってのも、普段「そういう相棒」が付いてないから、逆に不自然で展開が読めてしまうんだよね・・・・・・・。
やたらと駄々ばかりこねる不二子にも違和感があるしね。
アルカドラズ島を爆破したお兄ちゃん2人組は・・・結局のところ何者だったの?
オズワルドの子孫・・・ってわけじゃないだろうしな。
ラストシーンでヘリが多数ルパンたちを狙ってミサイルを撃ちまくっていたけれど・・・奴等は何者??
説明不足なシーンが多過ぎだよ。全然、判らない。
飽きさせない、楽しませる
★★★★☆
TVシリーズの中ではかなり秀作な部類。
二転三転する話の展開と適所にアクションシーンがあって、とにかく観てる最中に飽きない。
真の宝の謎も明かされるのは終盤、それにミステリアスな大事件を取り入れているのが洒落ている。
次元、五右衛門の見せ場も十分。
ストーリー、絵柄、キャラの引き立ち、全てにおいて、良作以上のルパン三世。
おもしろい
★★★★★
前作の『1$』に続き、面白い作品です。ルパンのテーマも
英語の歌詞がついて大人っぽくなりましたし。
今回は銭形が切れ者警部として登場したのが好感が持てました。
ケネディ暗殺に絡めた話も面白かったです。
ただ、銭形とルパンがちょっと危ない関係な気がしてきました(^^;
まぁ、長い間付き合ってるから、多少は愛が生まれるのでしょうかね。