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無貌伝 ~双児の子ら~ (講談社ノベルス)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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面白かったです! ★★★★☆
こうした異世界感を取り入れ、
尚且つ現実世界も並行して書かれて
謎解きも入ってるーとなると欲張りすぎ。
大体が面白くない作品の中、この本は本当に良かった。
素直に面白かった、と人に勧められる本です。

「ヒトデナシ」の設定も凝ってるし、
主要人物たちもそれぞれに魅力があるので
「この人が犯人だな」と検討がついても
本の面白さは変わらない。

ミステリーのトリックって出しつくされてる感があります。
もう驚いたり唸ったりするような本って無いと思うんですよね。
だから「トリックありき」というより
こうして魅力的な人物たちが登場する本が面白い、と
最近思うようになりました。

頑張っていっぱい世に作品を出して欲しいです。
今後の展開に期待 ★★★☆☆
秀逸なミステリーは、意図的な捨て駒的伏線めいたものがあるが、
この本ではほとんどの伏線がオチにつながっているので、
予定調和な感が否めない。

また、文章も個性がなく、ありきたりな言い回しや、
稚拙なところが所々に見受けられた。

さらに言えば、続編や、秋津の過去話や、
あわよくば三探偵のスピンオフを出すことを、
念頭において構成しているに違いなく、
ちょっとあざといなぁという気もする。

ただ、物語の舞台装置はうまくできているし、魅力的。
どちらかと言えば、コミックやアニメなどの原作として、
メディアミックス展開したほうがよさそう。

懐かしい感じがする探偵小説 ★★★★★
第40回メフィスト賞受賞作。

怪盗X面相を連想させる敵、それを宿敵とする名探偵、そして向こう見ずでやんちゃな助手の少年というなんともステレオタイプの設定じゃないかと思いきや、とんでもなかった!!ww

怪盗は人間じゃないし、名探偵はかつての名声はどこへやらのヘタれになってしまってるし、少年に至っては先生である探偵に銃を突きつける始末ww
舞台も大正時代を髣髴とさせるものの完全な異世界です。

ファンタジー小説では現実世界のイレギュラーが当たり前になりがちですが、でも筋が通って納得できるというのはきっと世界観がしっかりしており、事件の裏にあるのは人間臭さ以外の何物でもないからかもしれません。

また、単なる推理ものだけではなく、人の温かさや寂しさなどを含ませる表現も多く、きっと人が好きな作者さんなのだろうなぁと思いました。

今回は探偵先生の影が若干薄い気がしますが・・・今後の活躍に期待!ということでww
読み終わった後の純粋に続きが楽しみになる、そんな作品だと思いマス♪
正統派 ★★★★★
「ヒトデナシ」と呼ばれる怪異が跋扈する世界が舞台。
伝奇的な設定ではありますが、ミステリ部分に関しては至って直球勝負。イロモノの多いメフィスト賞受賞作の中では、かなりの正統派に属するかと思います。
前半はやや退屈さも感じましたが、主人公のキャラクターが定まってきてからは一気に面白くなりました。表紙の硬派なイラストも好感が持てます。
シリーズとしても続くようですし、純粋に次回作が楽しみな作品です。
奥深い世界観 ★★★★★
面白い!
世界設定は昭和初期に似た日本。
三探偵の一人、『顔』を奪われた名探偵・秋津と、親に捨てられ一人で生きてきた望少年。
よく見慣れた名探偵と助手と言うキャスティングながら、型に嵌っておらず新鮮だった。
『ヒトデナシ』と呼ばれる怪異、『ヒトデナシ』である『無貌」が盗む『顔』。
全ての設定が謎に絡んで、計算尽くされた感じがまた読んでいて気持ちがいい。
文体は癖がなく読みやすい。それでいて、『ヒトデナシ』に関する幻想的な描写は秀逸で不気味かつ不思議で背徳的で癖になる。

早くも次回作が待ち遠しい。