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駅は見ている (角川文庫)

価格: ¥460
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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晩年の随筆 ★★★☆☆
宮脇俊三氏の晩年に近い頃、方々に短い随筆的なものとして書いたものを集めたのだが、もう他にすることがないのでという感じがして読後寂しくなった。
駅の発展と衰退 ★★★★☆
 1997年に小学館から出た単行本の文庫化。
 『JR・私鉄全線各駅停車』(全12巻・小学館,1992-93年)に収められたエッセー12篇に、さまざまな雑誌に掲載した9篇を加えたもの。
 前半の「駅は見ている」では、夕張、大宮、横川、大阪、門司など歴史性のある駅やターミナル駅が取り上げられる。山形新幹線の開通に伴う山形駅の変貌や大宮駅が東京の北側のターミナルとして整備されていくさまなど、駅の発達の物語は活気がある。これと対照的に夕張や横川は没落しつつある駅だ。なぜ没落したのか。再生の道はあるのか。
 発展と衰退、両者が的確に描き分けられていた。
 新幹線のゴミ処理の話が興味深かった。こんなにも清掃用員が多く、時間がかかるとは。つまり、それだけゴミが多いということだが。
いろいろな駅 ★★★★☆
夕張・松山市・大宮・大阪・梅田・・・・「駅」にはそれぞれの顔がある。普段何気なく利用している「駅」にもそれぞれドラマがあり、それを「駅」はいつも見ていた・・・・そう感じさせてくれる随筆のように思えました。

後半の方は、「車窓16選」・「フリーきっぷの旅」など別の企画になっていますが、そちらはそちらで「宮脇式旅行・思考」が窺えて面白いと思います。「時刻表2万キロ」といった名作を残した宮脇俊三氏の取材・旅行に関する記事だけでも、十分に楽しめる本だと感じました。