庄野氏の長女、夏子さんの手紙（或いはハガキ）を中心とした作品。
いつもいつも思うのが一姫二太郎の所以を教えてくれる素晴らしい姉弟。さぞ庄野氏の奥様は夏子さんに助けられただろう（？）と感じます。
弟達が幼い頃の面倒や、お父様（庄野氏）の入院の際も献身的な看病をされて本当に頭が下がります。とかくしっかり者の長女はお堅い人が多いけれど、なんのなんの夏子さまは男の子三人の子育てや動物の世話、植物に対しても心優しく接してかつユーモアを忘れない素敵な女性です。このユーモアはかなり昔からのものだと、最近読んだ『絵合せ』で知ることができました。
こんな娘を持ったら幸せだろうなあ・・・と思わせてくれる御本です！

贈り物の数々がおいしそうでいいよね。
ホッとする。
でも、猫のタマの扱いはワイルドだと思わない？