Municipal WasteとかSSSとかちらほら若手Thrashはつまみ食い程度に聴いていて、あとは自分自身なんだかんだで40代のリアルタイムTHRASHERだったので（でも四天王絶対主義ではなかったです。むしろLIVING DEATH, EXCITER, D.R.I, Nuclear Assaultとか聴いてました）、SLAYERは神なのでずっと買い続けているものの、ベイエリアクランチ勢の復興に狂喜乱舞してExodusやDEATH ANGEL（ベイエリアじゃないけどDestructionの復活も嬉しかった！）昔買ったレコードを聞き直したり、ベテラン組の新作買ったりしましたが、VEKTOR、すげーーーーーー！Municipalみたいなパーティ・スラッシュもいいですけど、ジャケはVOI VOD、音はVOIVODとかDESTRUCTION全盛期の匂いがプンプンします。某メタル雑誌あたりじゃ低得点バンドの方が性に合ってるので、あーいったガチガチのオーソリティはおいておいて、この作品は出会えて良かった！いやぁ、２０年待ってみるもんですね！若いってのがまず素晴らしい！是非ライブをみてみたいです。チープなプロダクション音質なんかかえっていいじゃないですか！フックとかリフ、ツインリードっぷりなんか、ほんとにツボ！おっさんスラッシャーにはたまんないと思います。最近、なかなか聞く音楽、聴きたい音楽がなくて寂しかったのですが、今後『若手THRASHER』に絞って買い漁っていきます。あとどんなバンドがお勧めですか？でもこの年齢でヘドバンは辛い…。

初期ＶＯＩＶＯＤじゃ！　スラッシュファンならマスト丼！！！

とりあえず、ジャケットが残念で仕方がない！
ロゴもvoivod？と思ったよ。

ところが楽曲が大変すばらしい。
デス声一歩手前の吐き捨てスタイルながら、一応歌おうという姿勢が感じられる。
スラッシュを意識した曲作りは、リフの切れ味具合からも伺える。
所謂ブルデスのズンズン系ではなく、スラッシュ特有のカミソリ系のリフです。
時折見せるプログレ感も、いいアクセントとなっている。

どうせ最近のスラッシュは勢いだけで、スローダウンが関の山…と思っていたのだが、
いやいやどうして、ドラムはスラッシュビートだし、ギターソロもカッコいい。

これでジャケットがsuicidal angels並であれば、間違いなく日本盤も出ただろうし、
手にとって購入するスラッシャーもいるはずだ！！
それぐらいジャケットって重要なポイントである。

さあ、次はクールなアートワークで、我々スラッシャーを唸らせてくれー。
曲やリフ、疾走感はマジカッコいいよマジで。
たのんます。

アメリカのオールドスラッシュメタル、ヴェクターのアルバム。2009作
このジャケからしてすでに、かつてのVOIVODを思わせるようなレトロな代物だが、
サウンドの方もいかにも時代的なスラッシュメタルで、初期のDESTRUCTIONのように
ダミ声ヴォーカルを乗せて激しく疾走する。唐突なリズムチェンジやクールなリフなど
楽曲には知的な展開力が感じられ、80〜90年代的な古めかしさを絶妙に甦らせながらも、
単なる懐古主義に終わらないだけのセンスがある。ラストは13分を超える大曲で、
シアトリカルな構築性がなかなか見事。オールドスタイルのテクニカルスラッシュ力作。

近年の世界的リバイバルで数多くの新世代スラッシュバンドが登場してきたが、殆んどが温故知新なだけの、どれも似た様な
内容のアルバムばかりで、いい加減うんざりしてましたが、久しぶりに良いのに出会いました！コレはいいです！！
このレーベルとしてはプロダクションも良好で演奏も破綻なく、いい意味で安定しています。そして何より楽曲がいい!!!!!
アイデア未整理なプログレ味のデストラクション（VOは殆んどシュミーア）B級臭も満載ですが、それらも含めてバンドの個性になってます。
ユーロスラッシュ好きなリスナーには是非聞いてほしい一枚です。