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小説スーパーマーケット(上) (講談社文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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本物のリーダーシップとは。 ★★★★★
上下本に分かれているが、ストーリーは前後半に分かれていません。

上巻では、元銀行員の主人公が遭遇するトラブルを通して、
スーパーマーケットの本当の姿を炙り出している。

何も出来ない無能な経営者や自信家の古株常務、
そのスキを突いて手の込んだ不正を働く従業員、
不勉強なのにプライドだけは高い赤字部門の従業員、
不採算確実の出店計画、チラシのミスプリ騒動、
とどめは会社の存続を揺るがす不良在庫隠し、
大きな危機を前に最後は敵味方なく一致団結する。

主人公は誤解を受けながらも不正を正し社内改革を進めるが、
本物のリーダーシップを発揮するということは、
こんなに大変だけど、やりがいもあるのかと、
改めて痛感させられた。

売場や加工場を見ただけで職人の不正を見抜く眼力には、
著者自らの経験に裏打ちされたリアリティを感じられる。
中小企業の経営者は現場を見抜く力も必要だ。

会社は全て株主・オーナーだけのモノでよいのか?
伊丹十三「映画スーパーの女」の原案本! ★★★★★
住友商事からサミットストアに出向して、潰れかけの商社出資スーパー
を見事立ち直らせた、荒井元会長の企業小説。伊丹十三監督もこの本を
参考に「スーパーの女」を制作している。食品スーパーの業界事情を
知るのみならず、大企業の子会社管理についての是非についても、深く
考えさせられる名著。
スーパーマーケットの実情を知る決定版!! ★★★★★
実際にスーパーで働いている人や、より近い人なら「その通り!」と叫びたくなるようなことが小説として描かれています。

安土さんの洞察力や表現力も、よりリアル感を出しています。

スーパーに買い物に行くだけでは見ることのできない裏側の世界を中心に、現実のところを描ききっています。小説らしく、恋愛が絡んでくるところも物語として楽しく読める。

一気に読んでしまいたくなる、リアルなスーパーマーケット小説。もはやノンフィクション。