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merry merry

価格: ¥3,000
カテゴリ: CD
ブランド: トイズファクトリー
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   1曲目→“音響系”からの影響を感じさせるインスト・ナンバー、2曲目→浮遊感たっぷりのメロディとざらついたギターが融合、3曲目→80年代UKニューウェイブを彷彿とさせるロック・チューン。大傑作『Night Food』から約2年ぶりのアルバムとなる本作で彼らは、“スウィング・ジャズ、昭和歌謡、場末のブルース”といった従来のイメージを大きく広げることに成功している。自らの興味と関心を自由奔放に音像化していく、その音楽的運動神経の良さにはあらためて驚かされる。音楽をとことん楽しむことで、音楽が持つポジティブなパワーを引き出した作品だと思う。(森 朋之)
中毒性の高いアルバム ★★★★★
エゴラッピンはnight foodや満ち潮のロマンスなどから入っていったが、このアルバムを最初聞いた時はどこが良いのかさっぱり分からなかった。しかし、何度となく聞いていくうちに「ん?なんかかっこよくないか」と思う音にぶつかる。なんとも不思議な感覚である。同じようにレディオヘッドのkidAでもそう感じた。そう感じた時点からはもう雪崩のようにこの音楽にひきつけられていく自分がいる。初めに良いと思ってもすぐに飽きてしまう曲はたくさんあるが、本当に長く付き合える音楽ってこんな感じなのだろう。中毒性の高い非常に聞いていて飽きの来ないアルバムだと思う。こういうかっこよい音楽のアルバムはそうないように感じた。
大円 ★★★★★
楽しい、楽しい。そう名付けられた作品。少なくとも第一印象では楽しいとは思えませんでした。が、なんでしょう思いだしたような、たとえば弱な物だけに心が動いてしまうような卑屈の陰りが妙に嬉しくなってしまった時などに通して聴いてみると、あら不思議。かくいう私は入院中、拷問みたいな頭をほじくられる検査を受けて生きてることがどうでもよくなっていた時分にこの作品と再縁し、以来愛聴しております。なにかきっかけがあるとか、少しだけ深く潜ってみないと好きになれないかもしれないアルバム。
このレビューの多さが ★★★★★
このレビューの多さが名盤としての条件を満たしてるんじゃないかな。

個人的には、
スタイルでやってる匂いがして鼻につくけどセンスがいいから聞いちゃうバンド、だっただけだったのが俄然ファンになってしまった一枚。
幅広く音楽になれている人じゃないとちょっと敷居の高いサウンド(偉そうに聞こえるかもしれないが、音楽の快楽は後天的に身に付く部分が相当あるのは事実)なのかなとも思う。

一回聞いて投げちゃった人も間をおいて、聞き直すと気に入る人も多いんではないでしょうか。
もったいないとおもいます。
楽しみ方の重心がちょっとサウンドをによってるけど、メロディーはしっかりポップスだし。
旅立つ人のためにも ★★★★★
このアルバムが出てからもう随分経っていて、今更ながらのレビューなのですが、個人的には日本の音楽史に残る名作と思うに関わらず、「賛否両論」と言われ、なぜ否定的な見解があるかについてあまり書かれていないようなので私見ながら一言書きたくなりました。
彼らの音楽の背後には広大な時間(時代)と空間(国、地域)に渡る雑食的で、透徹な審美眼(というよりは良い音楽への愛情)にもとづく蒐集のプロセスがあるように思います。 このアルバムはそうした遠大な蒐集の旅の一つの集大成で、個々に美しいその断片をとても上手く日本のミュージシャンである自分たちの音楽として、しかも、それ自体とても美しいものとして練り上げた作品だと思います。
自分の足でその沃野を旅したことがある人は、彼らの音楽を聞きながら背後にある旅の軌跡を共有する事ができるはずです。各地、各時代の空気があり、この作品では彼らの「目」を通してそれらに触れる事ができます。 とても素敵な経験です。
一方で、表面的なキャッチーさだけに惹かれた「ファン」はその部分を共有できないかもしれません。このアルバムを聞いたとき、なんて「ファン」に媚びない人たちだろう、と感心したものです。賛否両論ぶりはまさにそのとき自分が感じたことを裏付けているようです。
彼らの音楽の背後にある旅程を共有できるファンの多くはこの作品を名作とするのではないでしょうか。日本の音楽を世界の中に位置付けるのなら、時代を問わず様々な音楽を日本の音楽として昇華してみせたという点で、邦楽史においても誇るべき名作だと思います。
最高にかっこいい! ★★★★★
かなり遅いとは思いますが、最近EGOを聴き始めました。
いろんなアルバムを聴けば聴くほど、どんどん扉を開けて
行ってるようで心酔しています。
『merry merry』は初回はちょっと驚く感じですが、
非常に中毒性が高い歌ばかり(笑)
一曲一曲のドラマ性ももちろんですが、アルバム全体の
ドラマ性、流れも素晴らしい。
特に『カサヴェテス』〜ラストにかけては、骨抜きにされました。
『カサヴェテス』『Dog Smokie』『憐れみのプレリュード』は
最高です。