ひと味違うのは
★★★★★
このマンガが他の少女マンガとひと味違うのは,主人公が単に
他の男にふらついているわけではないことだ。
本当に,ミキが銀太と遊の両方,恋愛面での「好き」だったら,
私はこのマンガをこれほど愛してはいないだろう。
「親友をその恋人にとられてイヤな気持ち」…。
よく分かる気がするし,鋭い見解だと思う。
「友情」の「好き」と「恋愛」の「好き」を親友の恋愛を通して
学び,成長する主人公を描けるところが,吉住渉の凄いところだと思う。
ミキと幸せに生活して,本当に遊の笑顔がやわらかくなっていて,
読者までもが嬉しくなってしまう。
ミキと遊は見ていてほほえましい,永遠の憧れのカップルだと思う。