運命の本
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本書が出た頃、各方面で注目を浴びていることは知っていましたが、真っ黒な表紙の印象が悪く敬遠していました。
ですが、巡り巡ってこの本は私の手元にやってきました。友人から誕生日のプレゼントにもらったのです。
友人は、この本に出会って価値観が変わったそうで、今の私に必要なことが書いてあるからとにかく読んでみてと、勧めてくれました。
不思議と以前ほどの抵抗はなく読み始めてみたところ、至るところで涙が止まらなくなるほど今の私に必要な言葉があちこちに散りばめられていました。
本書の中には、善信仰という言葉がたくさん使われていますが、私は善信仰者であることで自分を苦しめ、自分を否定し、人を否定してきたのだということを痛感しています。
何度も読み返しています。読めば読むほど、次々と意識革命が起こっています。
この本が必要な人が、世の中にはたくさんいると思います。多くの人へ伝わってほしいです。
やっと。
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今まであらゆる啓発本や宗教本を読んでは繰り返していました。
霊的な成長とかチャネリングとかあまりピンと来ませんが
辛辣であっても媚びる事なく手厳しい文章の中から
深い愛情を感じる事が出来ました。
本当に苦しい時に手にした本です。
本によって解決策に導かれる、
または一筋の光が射すような感覚は初めてでした。
何度でも読み返します。
本当の愛や感謝がどういう事なのかも解かれていますし
生きて行く上でより自分自身が生きやすくなる為の指南書。
自分と向き合う方法も分かりやすく書かれています。
ただ中途半端には試せないし
覚悟を決めて日々向き合って行きます。
自分の偽善者&被害者意識っぷりに衝撃をうけ
激しく落ち込んだけど、
その事を知れて本当に良かったです。
この本と出会えた事に著者に深く感謝しています。
ありがとうございました。
100回読んでも良いかも
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この本ですが、とにかくすばらしい 私が、何か心の中で引っ掛かっていたモヤモヤを開放してくれました。
自分自身でいること あるがままで良いこと 善 悪で物事を判断しない。
そして ニュートラルの状態で客観的に見ることなど、この本に教えてもらいました。
ポジティブ思考は確かに的をえていますが、そうゆうふうにポジティブにならなければいけないというふうに強制して考えなくても良く
ネガティブの感情がでたら そのまま こうゆう自分でも良い これも自分という風に思うことができるようになりました。
今までのポジティブ本も素晴らしいのもたくさんあると思いますが、陰と陽 光と闇 表と裏があり この私たちが住んでいる世界では、
両方のバランスが大事だと言うことがこの本によって分かりました。ポジティブとネガティブ両方必要だから存在しているし 自分が思うことは
何でもありだし良い悪いではない。そのまま受け入れられるようになりました。
この本がたくさんの方に読んでいただくことを心から思います。
自分の中のネガティブを許してくれる本
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昨今「スピリチュアル」「ポジティブ」と耳に、目にしない日はないというほど
10年前には影も形も無かった目には見えないエネルギーへの概念が普及している。
ituneのラジオを見ればいつのまにかヒーリング、メディテーション向けのチャンネルが増えていて驚いた。
地球に住む人の意識がものすごいスピードで変化しているんだなあと感じます。
(10年前は「スピリチュアル」なんて口にしようものなら「不思議ちゃん」と呼ばれていたんじゃないかな)
私も数多く出回っているポジティブシンキングモノから入った口なのですが、
キレイごとを礼賛する類いのものには最初から拒否反応を覚えて、
次に引き寄せの法則、物理学的な解釈を受け入れることができました。
なぜなら1+1=2といった明解さがそこにあったからです。
が、「ザ・シークレット」の中に書かれたある一文にやはり強烈な拒否反応を覚えました。
“歴史上多くの人命が失われた出来事”についての記述ですが、
“引き寄せの法則から見れば彼らはその出来事と同じ周波数に同調したに過ぎない”
“彼らの思考の周波数がその悲劇の周波数と符号したに過ぎない”
あまりにそこだけが浅く軽くスルーするような触れ方でした。
ホロコースト、広島、9.11、最近ではハイチ、そうした“出来事”は沢山あるけれど、
それをそんな浅く軽く片付けていいのかと怖くなりました。
「まさにネガティブなことには目をつむるか見て見ぬふり」という感じだなあと。
もっと規模を小さくすれば、肉親や恋人を、かけがえの無い人を不慮な事故などで失った人間は
そんな風に片付けられるのか、と。
私も弟を不慮の事故で失った一人です。まだ18でした。
私にとって味方であり同志でもあり、顔もそっくりの可愛くて憎たらしい弟でした。
弟の思考が悲劇の周波数と符号したに過ぎない?そんな風に片付けられるわけがないんです。
むしろ神様が弟を愛するあまりに早く自分のもとへ戻したかったんだろう、と考えているくらいです。
著者達は避けようの無い悲劇、打つ術も無い幼少期の家庭での悲劇、そもそもかけがえの無い人を失った経験があるんだろうか?
それとも「去年ガンで死んだ父は悪い周波数に同調したに違いない。私は同調せず良い周波数を発していよう」。
そんな風に処理できるのだとしたら、その人はかけがえの無い愛を知っているのだろうか?
そんな疑問から少しずつ“腑に落ちない感じ”が広がりました。
悪いことに目をつむり、良いことだけを見て口にする。
それは健康な人間なんだろうか?
怒り、悲しみ、疑念、そうした日常の中で悪とされ見て見ぬふりをされた感情はどこへ行くんだろう?
勝手に消えてくれるんだろうか。
あらゆるものに恵まれて愛情深い誠実な両親に蝶よ花よと大切に育てられ、言動行動全てが受け入れられ絶賛される人生。そういう人にとって(そういう人がいるかどうかはさておき)ポジティブシンキングは当たり前で楽勝なことかもしれない。
では幼児期から度重なる虐待、愛する人を失う悲劇を幾度も経験し、ことあるごとに顔を出すトラウマめいた
コントロールし難い感情に支配されないように必死に生きる。そうした人間のポジティブシンキングとなると見てみぬふり、知らないふりをし続けるまるでハクチ演技のようなものではないか。
私の疑問にこの本は答えをくれました。
私は泣いて良いんだし、疑って良い。怒って良いし爆発したってかまわない。
それが私なのだから。自然な感情なのだから。
「なんて弱いんだろう」「なんてネガティブなんだろう」と自分を責める必要も無い。
ただ被害者にはならない。発散したあとは受け入れて肥やしにする。それで良いんだと腑に落ちました。
貴方はそれで正しいのだよ、とありのままの自分を許されたというか。
読み終わりの方でしゃくりあげて泣きました。楽になりました。
読み終えてから、ポジティブシンキングが演技的にも難しくなりました。
ポジティブシンキングの方が実はずっと楽で、
内にある影を受け入れて消化させるという課題はとても根気がいることに気付きました。
それでも可愛いぶってニコニコと笑い花を愛でるようなキャラを演じることには興味がなくなりました。
自分を半分偽って生きるより、
影も光も受け入れてまっすぐ向かい合ってなお見出す光ほどポジティブなものはないだろうと思います。
それが本当のポジティブなんだろう、とも。
私は現在不安定な状態に入っていますが、
これで良いのだと自らを肯定出来ている分、心の中の雑音は減りました。
つい最近、後押しに感じることがありました。
この数年私が身内以外では唯一自分のネガティブな部分を隠さず見せてきた人から、
「人間として、すごく好きな人間だ」と言って貰えました。
容姿や仕事を褒められるよりずっとずっと嬉しかったし有り難かった。
課題は大きいけれど、前を向いて頑張っていこうと思います。
伊藤美海さん、有り難う。
人生を変える本
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私は幼少期から家族や他人と上手く付き合えず、誰にも理解してもらえないという生き辛さに耐えかねて、様々な精神世界系の本を読み漁り何人かのカウンセラーの所にも通いましたが、いつも一時的に楽になるだけでした。そんな中、あるカウンセラーからこの本を紹介されました。
この本を読んでいる間ずっと、魂をわしづかみにされているようでした。誰も教えてくれず、どの本にも書かれていなかった、自分や他人を本当の意味で受け入れ、愛する方法がこの本には書かれてありました。私が長い間求めていた真理が、この本の中にありました。
「本来、怒りや憎しみなどのネガティブな感情も、愛や喜びと同様に受け入れられ、そして祝福されるべきなのだ。」
「許せないと思うのなら、怒ればいい。憎めばいい。まずは感情を十分に味わい、表現し尽し、そしてそれから自分自身や物事とじっくり向き合うのだ。」
「相手を許せないでいる自分を許すことこそが、許しの第一歩なのだ。」
「愚かで至らない自分を拒絶して、新たな自分を築き上げるのではなく、愚かで至らない自分を受け入れた上で、新たな自分を築き上げてほしいのだ。」
「闇を愛すること。それは闇の中を彷徨うことではなく、闇に打ち勝つことでもなく、闇が存在するからこそ愛に触れられることを、静かに知っていることである。」
社会に感じていた排他的な姿勢や、優劣で人を判断する意識が自分自身のなかにもあったのだということ。自分がまず己のネガティブな感情を拒絶していたから、他人のネガティブな感情やそれに基づく行動を許せなかったのだということ。まずそういう自分を、受け入れてやればいいということ。
本を読み進めるなかで、たくさんのことに気付かされました。目が覚めました。まるでかたくなだった心の鎧がボロボロとはがされて、本当の自分に出会えたかのようです。
なかなか読み進めることができない箇所もありましたが、そういう時は図星を言い当てられているのだということも理解出来ました。自分の闇と向き合い人生を変えるためには何をすればいいか、ということが詳細に書かれてあるので、何度も読み返して実践していこうと思っています。
私にとって、どうにもならなかった人生を変えてくれる本だと確信しています。あらゆる人に読んでもらいたいと思います。著者の次回作が、今年のクリスマスに出版されると聞きました。そちらも期待しています。