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Smokin in Pit

価格: ¥2,128
カテゴリ: CD
ブランド: NYC (New York City)
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昨日の事のように.... ★★★★★

私が高校2年生だった年の12月、一緒にクロスオーバー(当時はまだ「フュージョン」という言葉はなかった)バンドをやってたGuitarの悪友が言った。
「明日カズミ先生のライブがあるんだけど行かない?」(そいつは当時渡辺香津美さんの弟子だった) 会場である六本木Pit Innに行って驚いた。
「Brecker、Gadd、Gometz、Grolnick、Mainieri...って、これカズミ先生のライブじゃないじゃん!」

楽屋のカズミ先生を訪ねると、先生が譜面を必死に練習してた。
「これ、さっきイキナリ渡されたんだけど、テーマが難しくてね。ハハハ」
「あ、でもこれ先生の得意なDm一発じゃないですか」

その場で書きなぐったと思われる、汚い手書きの譜面には曲のタイトルさえ書いてなかった。
それが”Not Ethiopia”だった。
リハなしの本番一発勝負だった。

その後のライブの模様はここに収録されている通り。

あれから30年。

友人も私も音楽を生業とする末席に居させてもらっていますが、あの夜の事は今も昨日の事のようです。
カズミさんのソロが始まると、眼光鋭く先生を睨み付け複雑なリズム・パターンで切り込んでくるGadd様。カズミさんのソロが終わった時のMicheal Breckerの驚いた表情。明らかにカズミさんのソロに触発されて、全身全霊を込めて顔面を真っ赤にし額に青筋立てて狂ったようにブローしまくるBrecker(マイクがいらないものすごい鳴り)。意外に小柄だったGadd様のソロは、小屋が壊れるんじゃないかと本気で思ったとてつもない音量。

全身の血液が沸騰するような衝撃。
観客はみな立ちっぱなしで叫んでいました。
音楽の神様が舞い降りた夜でした。
こんなの生で聞けたら幸せだろうなぁ。 ★★★★★
 他の方が「1980年代フュージョン・ライヴの最高傑作」と書いていらっしゃるように、本当にそんな感じのアルバムです。特にDISC2の方はもう圧巻です。美しくて、乗りまくってて、でも、熱過ぎないで、でも魂はしっかり底から熱く。
 なんだろう。ほんとうに、最高の技術を持った人たちが、最高のアンサンブルを、心から楽しみながら作り上げたみたいな感じ。でも、全然気の抜けた感じじゃないんです。力も抜けてないんです。全力なんです。でも、・・・流してるみたいなんです。不思議だ。そして最高に美しくて、情熱的なんです。
 多分、これがきっと、ほんもののフュージョンってやつなんですよね。
 ハードバップで吹きまくっているマイケル・ブレッカーが大好きな私ですが、で、ここでも吹きまくっているところもあるんですが、DISC2は特にもう、ひたすら美しいです。
 そして、間の拍手と歓声。本当にいい音楽に接して、心から喜んでいる客席の若者たちの声が響きます。
 僕もそこに加わって、同じ心で、この最高の演奏を称賛したかったなぁ。
 何年経っても、あの日あの晩のライブは忘れられない。絶対にそう思うんだろうな。
 そんな思いが、聴き終わる前にひしひし感じられてしまう2枚です。
 ああ、もう終わっちゃうのかなぁ、ずっと聴いていたいなぁと、そんなことを思いながらこの晩、最後の方は悔しい思いで泣きそうになってたんだよな、・・・。
 きっと、そんな風に思ったに違いないと思える2枚です。
 最高のアルバム。
1980年代フュージョン・ライヴの最高傑作 ★★★★★
元々のアルバムのリリースは1981年2月、CD化は1999年8月10日、その後の本作では未発表テイクも加わり最も魅力的な内容になった。すばらしい面子が最も元気だった頃のライヴで、1980年代フュージョン・ライヴの最高傑作はこのアルバムだと思う。

全てのメンバーはそれぞれに素晴らしく実力を遺憾なく発揮しているのだが、やはりマイケル・ブレッカーに尽きる。最も好きなのが『Not Ethiopia』と『Saras Touch』。リリース時はLPの第4面で繋がっていたこの2曲のブレッカーが最高である。ノリノリでブローする『Not Ethiopia』と叙情性に満ちた『Saras Touch』。こんな演奏はブレッカー以外誰もできなかった。

生涯に1,000を超えるアルバムに参加したブレッカー。その中でも三指に入る快演だと思う。
買うならこのリマスター&増補盤!! ★★★★★
マイク・マイニエリのレーベルから発売のリマスター&ボーナス・トラック収録の充実盤。寒かったPIT INNでのライヴのシーンが蘇ってきました。フュージョン・ブーム末期にこんなストレート・アヘッドな演奏をされて唖然、言葉を失いました。アナログ盤も聴きまくり、最近はあまり見かけなくなった厚手の2枚組プラケース仕様のCDも愛聴していましたが、こちらを入手してからは、すっかりトリコになりました。同じ『ノット・エチオピア』もガッドの集中力次第で正規テイクと別テイクではこんなにも違うのかと驚き。メジャー・レーベル盤ではないので、買えるうちにGETしておきましょう。当時、カセットのみに収録されていた曲が未収なのが残念。買い直しの方も未聴の方も急げ!!
エポック・メイキングとしてのデビュー作 ★★★★★
Fusionにカテゴライズされるスタジオ系ミュージションたちが、ユニットを組んでJazzに取り組んだ話題作。
発売当時、タモリの「汗を感じさせない4Beat」という表現が言い得て妙。まったく電気を使っていないにも関わらず、メインストリームを行く「いわゆるJazz」とは異なる肌触りが、多くのファンにとって少しだけ違和感を抱かせた。
その最大の要因はSteve Gadd。今や大御所となったMichael BreckerやビッグネームのEddie Gomezの参加も重要だが、この演奏のキーは何と言ってもGaddのドラミング。Jazzとはリズムの微妙なズレが推進力を得る音楽であるとも言えるが、彼のon timeなバッキングはまるで「北斗の拳」のように完璧にツボを押さえまくる。50年代にありがちなJazzの比喩、グルーヴとかジャジーとかの形容詞が当てはまらない、まったく新しい感覚だ。
これをどう評価するかだが、私は断固支持。特にTee Bag, Young and Fineなどアップテンポの演奏をウォークマンで大音響で聴いた時のカタルシスはたまらない快感。このデビュー作は六本木ピットインでのライブ録音で、日本のレーベルが出したはず。国内盤がないのはなぜ?