怖いけど、あったかい。
★★★★☆
池田先生…数々のダヤン関連の書籍を手がけてきましたが、常に新しい趣向を練っているようです。
掘った。
掘っちゃいました!(笑
この一冊は、今までのダヤン絵本と少し雰囲気が異なります。挿絵はすべてクレイボードと呼ばれる、いわゆる版画です。不気味だけど暖かい、モノクロな世界です。
内容ですが…イワンの誕生日を祝いに出かけたダヤンが、謎の幽霊(?)にまんまと誘われ、惑わされ、躍らせられる話です(苦笑)ホントが嘘、嘘がホントになる日…。毎度のことながらダヤンは、不思議な事に巻き込まれる体質なようで…(^^;)
見所は、やはりイワンとダヤンの温かい関係ですね。
ラストの、ダヤンに向けたイワンの台詞に注目です。
誕生日のお祝いを一番先に言いたいがために、家を飛び出すダヤン。
そんなダヤンを当然受け入れる、イワンに、胸があったかーくなります。