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復刻 幻の藤原ノート――「ゴッチ教室」の神髄

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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関節技職人・藤原喜明 ★★★★☆
復刻 幻の藤原ノート――「ゴッチ教室」の神髄という本を購入。
かつて関節技の鬼とよばれたプロレスラー藤原喜明が故カール・ゴッチのもとでトレーニングしてた時練習後にノートにメモってたという話は有名。
そのノート自体はもうオークションで売られてないけど新たにイラストを書き起こして復刻されたのがこの本。

技的には20年ほど前に出た藤原のテクニック本とほぼ同じだと思うし前作のほうは写真でわかりやすかったかも。
けど自分の半生やゴッチとの思いで話等はしみじみといい感じだったりする。

ゴッチの名言もいちいち面白い。
「BIG MAN IS BIG SHIT!」(大きい奴は大きなクソと同じだ)とか。

藤原のプロレスラーとしての誇り、関節技はアートだというこだわり、そしてゴッチへの愛が感じられる1冊です。
UWF世代は、組長へのオマージュとして再読せよ。 ★★★★★
 本書は、1986年出版の『藤原喜明のスーパー・テクニック』図説版リライトであり、原書を持っている読者に新しい内容ではないものの、元の藤原ノートの写真も21P分掲載されており、プロレスバイブルとして手元に置いておきたい至極の1冊であろう。

 美しく、時には抜いて見せるナイフとして、著者は故ゴッチ師より関節技を習い、日に数個のペースで書き溜めた。
 3〜4ヶ月後、ゴッチ師にノートの存在を告げると、以後二度と教えてくれなくなったそうで、そこでノートの記述が終わっているとすれば、それを筆者は更に発展させ、前田、船木といった弟子に教えたのであろう。
 本書が発展型でない理由として、グラップリング等の教書からすればポイントがいくつか抜け落ちているし、今時“亀”でじっとしていてくれる受け手はいない点をあげておく。

 そうであっても基本的な事は学べるし、なにより日本プロレス界の関節技の第1人者である藤原組長から、直々に技を学んだ気にさせてくれる本書の価値は少しも色あせない。

 尊敬の念を込めて満点☆
オリジナルが見たかった! ★☆☆☆☆
藤原ノートを再現するという発想は最高だと思う。
ただし、そのオリジナル版がなくなってしまったことにより、
新たに記憶をもとに機械的なイラストを描いて再現せざるをえなかったのは残念!
というか、オリジナルの当時の藤原ノートにこそ、すべてがあると思うのだ。
企画は最高だったけれど、100年前のものならいざ知らず、
わずか30数年前のものであれば、なんとしてもオリジナルノートを探し出してほしかった。
藤原組長は、人という財産を残した偉人である。
前田、船木、鈴木を始め、みんな藤原教室の生徒たち。
惜しい作品だなあ、と無念の思いが強くなるばかりである。
思った通り、中身は期待ハズレだったけど(苦笑)。
まあ、期待ハズレに感じたのは筆者の安田氏の文章力があまりにお粗末だからでしょうな。中学生レベルですもんね。
それにしても後日、なにゆえにこの本がテレ朝『ワールドプロレスリング』で紹介されたのか?
理解に苦しんだが、どうやら安田拡了氏がしきりに週プロ誌上でテレ朝アナウンサーを取り上げ、
ヨイショしているからだと納得(苦笑)。
東スポの柴田氏もそうだけど、下手くそな解説者のしゃべりは聞いていて興ざめする。
結局、そういう人たちは業界の政治力と会社組織の名前だけで生きながらえていると。
ワープロ中継は1人で生きているGK金沢氏と山崎さんの2人で解説してもらいたいなあと強く思うのだ!
総合格闘技にさようなら……レジェンドからの回答 ★★★★★
 紛れもなく日本の今の総合格闘技の源流は、UWFにある。では、UWFの源流は何かと言えば、新日本プロレスであり、カールゴッチとなることは異論のない事であろう。

 しかし、現在の総合格闘技から翻って、「源流」がきちんとした位置に置かれているかと言えば、そうではない。

 曰く「ゴッチの技術は総合では通用しない」というのが今の定説である。

 この事に反論しているのは前田日明だけで、前田の言葉を借りれば、「技術の伝承とは年単位で行われるもの。数か月のゴッチ道場の経験でゴッチを語るな」ということになる。だが、残念ながら前田の言葉は、ゴッチの「新息子」鈴木みのるが、ゴッチの技術は「総合で使えない」としているだけに、説得力にかけてしまう。

 また、前田はゴッチの技術の扉を開けたのは、本書の著者藤原喜明だけとも言っている。

 その藤原が、ゴッチ道場の真髄を披露しながら、さりげなく「総合格闘技に対する回答」を示したのが本書である。

 藤原は、「関節技はアート」である語り、「ゴッチはスリーパーホールドを嫌った」と記している。

 それは何故か。何故かは本書を読んでのお楽しみである。なんちゃって(前田調で)。
 答は「相手に対する尊敬(認め合う事)と美」……。

 「お金を取って魅せることの意味」も同時に語られている。

 不満なところが一つ。今の時代に、どんな形であれ藤原の本を出すのなら、もっと「藤原のつっこんだ話」を読みたいと思うのは、私だけでない筈。藤原の半生記のような、はたまた事件簿のような……。

 だって、これは「格闘技の技術書」ではないのだから。藤原喜明というアーティストの「アート」の本なのだから。

 カールゴッチは藤原という後継者がいた。藤原の後継者は、誰かいるのかな、と思った。もし、いないのなら「プロレスという格闘技の鬼っ子(プロレスというアート)」の後継者もいない事になる。哀しい話である。「プロレスという芸能」の後継者は、世界に、まだまだ沢山いるのに……。