捕れる季節や産地、名前の由来、栄養的価値、調理法など、魚に関する情報が体系的に網羅されています。「魚」と書かれていますが、実際には「魚介類」全般が押さえられており「たい」だけでも「ちだい」「きだい」「まだい」「いしだい」「いしがきだい」という詳しさ。

ほとんどのページがカラーで、レイアウトも美しく見やすいです。

魚料理のレシピ本かと思うような題名ですが、冬においしい全国の魚と１３０種類写真で紹介している図鑑のような本です。
私は釣りをするのですが、食べられるか食べられないか、おいしいかおいしくないか、といったことが載っている図鑑を探していたのですが、
本書はまさに私のほしかった本でした。本書を含め春の魚、夏の魚、秋の魚、冬の魚の４書で、一般的に見られる魚はほとんど網羅していると思います。本書冬の魚では、まぐろ、たい、いかなご、ほたるいかは特に詳しく捕獲方法、全国の料理法、などが記載されています。