採れる時期、産地、栄養、その他名前の由来など、魚に関する情報が体系的に網羅されています。また「魚」と書いているけど、実際には「魚介類」で、主要なものは、ほとんど掲載されています。

例えば「あじ」と名のつくものだけでも「まあじ」「めあじ」「むろあじ」「まるあじ」「あかあじ」「かすみあじ」「ぎんがめあじ」「おにひらあじ」「ろうにんあじ」「いとひきあじ」「おきあじ」「しまあじ」「こばんあじ」に分けて紹介されているという詳しさです。

ほとんどのページがカラーで、写真やレイアウトがきれいです。

魚料理のレシピ本かと思うような題名ですが、夏においしい全国の魚と１７５種類写真で紹介している図鑑のような本です。
私は釣りをするのですが、食べられるか食べられないか、おいしいかおいしくないか、といったことが載っている図鑑を探していたのですが、
本書はまさに私のほしかった本でした。本書を含め春の魚、夏の魚、秋の魚、冬の魚の４書で、一般的に見られる魚はほとんど網羅していると思います。本書夏の魚では、かつお、あじ、えつ、あゆは特に詳しく捕獲方法、全国の料理法、などが記載されています。