独特の文体と世界観
★★☆☆☆
詩のような文体と、いかにも女の子な世界観に読み進めるうちに息苦しささえ感じた。
この手の作風が好きな読者ならいいかもしれないが、私は受け入れることが出来なかった。
小説というより、詩に近いかも。
★★★★★
人は大人になるにつれ、生きていくことに関する余分な能力や感性を次々に脱ぎ捨てていきます。「ようちゃん」は、年齢(高校生)相応に脱ぎ捨てることなく、いや、脱ぎ捨てられずに、あぶなっかしく生きています。その痛いほど敏感な感性は、そうした時期をとうに過ぎた僕に、既視感(デ・ジャ・ビュー)にも似た妙な懐かしさを呼び起こします。
強烈に感性を刺激する文章(言葉たち)は、小説というより詩に近いような気がします。最近読んだ「トンちゃん(中村葉子・著)」にも良く似た読中・読後感でした。
次作が楽しみです。
暗い
★☆☆☆☆
文章がじめっとしていて暗〜い雰囲気が漂っていました。
こういう話はもうお腹いっぱいです・・・
最近、『精神を病んでいるのがカッコイイ』と勘違いしてる人多過ぎませんか。
この話の中でも、ようちゃんはアサコのことを振り回しているし、やっぱ心が健康な人間が一番だな〜と再確認しました。
ラストも斬新なように見えて、どこかで読んだことがあるような感じ。
特にラストに手紙が出てくるところは 明らかに他の小説で見たことがあります(^-^;
あんまり子供に読ませたくないな〜と思いました。
自分の子供には明るく育って欲しいので。
よくわからない
★☆☆☆☆
とくに面白みを感じられないのは、私が30代だからなのか?
結局最後どうなったのかが分かりませんでした。
でも読み返す気なし。ちょっとパンチが足りないです。
痛い 懐かしい
★★☆☆☆
中学生や高校生にうけそうです。
『つぐみ』とかに近いものかがあるかも。
しかし、いましたよね。こんな女の子(ようちゃん)。
高校時代にいた、リストカットとかしてた痛い娘を思い出しました。
本人は自分に酔ってるんだけど、周りは引いてる&迷惑している、っていう・・笑。
これはお話なので ようちゃんは本当に魅力的な娘なのかもしれませんが、実際にいたら痛過ぎますよね。現実なら、不思議ちゃんに憧れる平凡な娘、って感じ。
そんな娘の感情がよくわかる作者はすごいてですね。痛い娘の気持ちがわかり過ぎ。
すごいでな〜 尊敬しとーよ。