まず冒頭で、イメージづくりに、単色は無限に必要なのか?と疑問をなげかけ、もっと限定した色を利用して使うシステムを提唱。
「Hue&Toneシステム」という、伝統的な色名系の発展から誕生したカラーシステムを解説している。
実際のシステムの説明にかなりのページを割いているが、その体系を理解したうえで、途中のイメージネットワークという図がかなり使えます。
企画書や報告書などの作成時に、対比や強調の色使いをどう使えばいいのか?悩むところなのですが、この表を見ながら作成すると案外上手くいきます。
また、色と言葉の関連を一覧にしたページがあり、表現色を探す時に便利です。
他の図形表現の解説書と一緒に、利用すると相乗効果が期待できるのでは?
ただし、途中説明が長く理解をするのに時間がかかると思います。
初心者向けではなく、中級・上級者向けの本です。