千住明さんは、映画、TVドラマのお仕事は多数ですが、アニメの世界におけるサントラは、このアルバムも含めて、多くはありません。そのたいへん現代的なオーケストラ音楽は、あの時代のアニメのサントラとしては、異色の存在です。既に10年以上前の作品ですが、そのサウンドは、今聴いても全く古くありません。
今にして思うと、菅野よう子さんの”マクロス・プラス”(1994)の音楽と並んで、アニメ音楽の歴史のターニングポイントを作った1枚かと思います。