まだまだ試行錯誤っぽさがありますが、色々楽しめる要素は多いです
★★★★☆
軋轢、失敗、疲労、停滞etc.様々な負の要因により「元気」をなくしてしまった人々に、「元気」を注入(充電)し「心が折れる」のを未然に防ぐ事を生業とする会社が、平行世界に存在していると言う設定の下、その会社で働く充電ちゃん・プラグの活躍を中心に描いた、コミックガム誌連載中の作品。
前巻にて、主人公にして半人前で失敗ばかりの充電ちゃん・ぷらぐ、ぷらぐと同期入社で、彼女とは正反対の実績を誇るライバル役・アレスタ、人間でありながら異世界人であるぷらぐ達とコミュニケートできる存在・近江閃登といったメインキャラの設定を終え、物語が彼女らを中心に本格的に動き出し始める巻です。
前巻では接触のなかったアレスタと閃登が、ぷらぐを介して知り合う事になり、新たな人間関係を形成しつつ、それぞれのキャラがより一層明確になっていくのですが、逆に設定面が未だに曖昧なまま展開しており、やや表層的なドタバタに終始している感がありますね。
また、キャラの特徴づけがかなりマニアックで濃いネタのオンパレードになっており、こういったテイストをバラエティ豊富と捉えるか、とりとめが無いと捉えるかでも評価が変わってきそうです。
全体に色々ネタを集めて試行錯誤している段階で、面白くなりそうな要素は多いもののまだまだまとまり切っていないと言った印象を受けますね。
絵的には可愛らしいキャラに、非常に際どいアングルと、相当にH度が高い描き込みを加えると言う、著者・ぢたま某氏らしいサービス精神が随所に炸裂していますので、かなりあざとさも感じるものの、氏の作風が好みの方の期待は裏切らないモノとなっています。また、連載中は未完成のままで掲載されるシーンも多い作品なだけに、この単行本収録に際し、当たり前と言えば当たり前の事ですが、ちゃんと修正が施され、完成した形で提供されるのはファンにとって嬉しいですね。
今後に期待したい作品であるのは事実です。
良い話が多い
★★★★★
大笑いできる話は皆無で、むしろホノボノしんみり系が多いように感じられます。
バラバラだった主人公の家族の心が、徐々にまとまっていく感じが良いです。わりと好きなので、今後も家族がらみの話が読んでみたいですね。
ぷらぐが「僕の名はエイジ、地球は狙われている!」「の・・・脳が痛い・・・」とレイ○ナーネタを主人公にふってはみたものの、知らない事にかなりガックリしていたのが印象的でした。
次巻もエロイ巻頭ピンナップに期待(笑)
ピンナップはアレスタ
★★★★★
今回手直しが各所施されております。
月刊と隔月刊の二つ連載と単行本手直し(+原画?)をこなせばどちらかが抜かりになってしまうのは致し方ないのでしょうか。
とは言うものの、単行本で100%になっとります。
いつものように、ぷらぐと閃登とアレスタによるノープランみたいなドタバタで終始してます。
閃登が充電ちゃんに触れられることと、漏電ちゃんの存在など、色々と伏線を張ってるようだけど、行き当たりばったりな感があるなあ…。
2巻目です
★★★★★
さて、2巻目になり、元気のない人に充電するプラグ。今度は妹のはこねちゃんの兄に元気を与えようとします。様々な場所に現れてバットで殴られます。仲間も増えています。何故かまほろまてぃっくに似たようなキャラが登場します。同じ作者だから仕方ないですけど。ピンナップのアレスタも良い味出しています。けど、エロいですね。プラグのウサミミのように見えるのは電源のプラグで、尻尾がアースになっています。けど、面白いでの良いですね。この手のコミックは。
ところどころにマニアックなネタが・・・
★★★★★
収録内容
チャージ6 Rock of Ages
バンドの練習でスタジオに訪れた閃登の前に・・・
チャージ7 父娘
ちょっと前までは静かだった近江家だったが・・・
チャージ8 ライフチェッカー
ぷらぐと海に訪れた閃登だったが・・・
チャージ9 閃登vsアレスタ
ぷらぐの好成績に疑問を持ったアレスタが・・・
チャージ9.5 よい子は真似しない。
閃登の一撃で何かに目覚めたアレスタが・・・
チャージ10 相互理解?
閃登ねらいでぷらぐの仕事現場に訪れたアレスタだったが・・・
チャージ11 逆流
Z指定された対象に用意された新型スーツだったが・・・
所々にマニアックなネタが・・・(○イズナーなんて判る読者が何人いるやら・・・)
他人には見えないぷらぐと行動する閃登って他人から見ると・・・(かわいそうというかなんというか・・・)
ギャグ中心?のチャージ8とシリアスなチャージ11が対象的ですね。
しかし巻頭ピンナップのアレスタ、あれコスプレはさすがにできないでしょう・・・