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Dream Evil

価格: ¥679
カテゴリ: CD
ブランド: Rhino Flashback
Amazon.co.jpで確認
少なくとも3rdよりは良い ★★★★☆
DIOでのヴィヴィアンは鮮烈だった。手癖に任せたフルピッキングの速弾きと考えられた叙情的なラインの対比。エッジの効いたリフワーク。今でこそ落ち着いたギタースタイルだが当時はHMに夢中だったのだろう、センスもあった。ただ1stにして出来上がったスタイルは3rdではマンネリにも思えた。

対してクレイグは努力家だった。地味に言われる彼だが雑ながらスウィープもやるし(しかも割りと複雑な)フレージングはヴィヴィアンより練られている。下手だと言う意見も書き込まれていたが断じて間違いだ、彼は勢いで弾くタイプではないだけだ。曲もDIO渾身の壮大な名バラードの♯4、キャッチーな♯8など3rdより遥かに充実している。

DIOはヴィヴィアンと言う先入観を持った人が多くいて残念だ。再評価を願う。
ディオ 闘病の末逝く 合掌 ★★★★☆
ディオ 闘病の末逝く 合掌 もう二度と彼の歌声は聞けない。。。。

近年、ディオ最後のギタリストとなっていたクレイグゴールディーは下手で,本人も劣等感でいっぱいだった。。。。彼の後年のインタビューよると本人子供時代からあこがれだったロニーと仕事を出来ることになって舞い上がると同時に、前任のヴィヴィアンキャンベルにはスピードとスリルではどうやっても太刀打ちできないという重圧感に打ちのめされていたと思われる(本人曰く上手な人への嫉妬の固まりだったとか、たしかに「ヴィヴィアンは人のフレーズを盗んでいる」とか的外れな発言をクレイグがしているインタビューがそのころあった)。実際、リッチーブラックモアを思わせる雰囲気の曲 #2ドリームイビルなどでははまるのだけど、#1などの速い曲での速弾きにはかなりつらいものがある。フレーズが譜割りにはまっていない、たまにそういう曲があればそれもスリルと許されるが、いつもこうではだめだ。。。こういう曲はヴィヴィアンキャンベルで聴いてみたかった。後年、ロニーはリズムとソロがバランスよくソリッドだったのはヴィヴィアンだったと発言している(そうしてローワンロバートソンとかロニーがダイレクションを与えられる若手ギタリストで二匹目のどじょうを狙ったのだけど見事に失敗したのが次作)。このアルバムの良いところは曲とその背景にある雰囲気、非常に起伏に富んでいてその点で聴くと良い。3枚目のセイクレッドハートよりは原点回帰しておりずっと,欧州メタル色があって聴けるところもよい。
時流 ★★★★★


1987年と言えばメタルがセールス面で世界を席巻していた時代の真っ只中。

新人から中堅、ベテランまで力作をリリースする中、ヴィヴが抜けてDIOはどう出るかプレスは注目し、ファンは楽しみにしていた。

結果、グレイグはロニーに合う楽曲(9曲中8曲にクレジット)とフラッシーなプレイでかなり貢献しているし、ギタリスト交代劇に乗じてクロードが自己主張してきた事によりバンドとしてのバランスは増した。

ロニーは変わらず巧いが、セルフ・プロデュースの限界か録音状態が悪い(これは1stから変わらないが…。しかも本盤ではボーカルが少し割れて聴こえる)。

プロモーションにも力を入れたし(4のPVには相当金と時間を掛けていた)、楽曲も質が高い(ファストな1、man on the〜みたいなリフがユニークな2、L.A.メタルのような攻撃性に驚く 3、7分越えの感動的な大作 4、we rockを彷彿させるロックアンセム5、popだがいいアクセントになっている7、出だしからグレイグ弾きまくりの8、ミドルだがリフとロニーのヴィヴラートがいい9)本盤だったが、あまり売れなかった。

何故ならDIOはルックス重視のバンドではなかった。 当時は所謂ビッグヘアー系が売れていたが、ロニーは既に44歳だった。

今だからこそ、時流にこだわらず、純粋に本盤を中身で評価出来るのではないでしょうか?



楽曲の充実 ★★★★☆
普遍的なヘヴィー・ロックが魅力。
派手さはないが、内容は充実している。
なかでも新ギタリストの粘っこいプレイとロニーの強力無比なヴォーカルが聴き所。
楽曲も水準以上。
今となっては。。。 ★★★★☆
これもデジタルリマスター。ヴィヴィアン時代の3枚でいいかなと思ったが、なんだか気付いたらショッピングカートに。。。
まあ、87年当時、待ちに待ったディオのニューアルバム!!ということで、輸入版レコードで買ってしまったので、いつかCDで欲しいと思ってたからいいか。。。

内容も嫌いじゃない。All The Fools Saild Awayなんかいい曲だし、それなりにアップテンポナンバーもありなんだけど、コレッ!!っていうのがないんだよね~強いてあげるならSunset Superman。。。でもサビはあれでいいのかな~途中凄いカッコイイのにSunset Superman!のところでガクっとくんだよね~
ヴィヴィアン・キャンベルに比べると、グレイグ・ゴールディのソロはいまいちインパクトに欠けるかな?

それでも今となってはいいアルバムの部類ですよ。